2013年度 B4 中間発表会

投稿日: Dec 12, 2013 9:19:40 AM

【日時】12/20 (金) 13:00-14:30 

【場所】学科会議室 

中崎敏信 

離島・漁村をフィールドとする自然エネルギーを活用した自律分散型スマートグ

リッドに対する運用・構成最適化 

地球環境の変動や大規模災害などに起因する電力供給の低下に伴い、発電・送電

の形態についての見直しが必要になっている。そこで太陽光をはじめとする自然

エネルギーの効果的な利用方法が考えられているが、既存の電力網に組み込むこ

とは一般に難しい。このような背景のもと、本研究では特に離島・漁村を対象と

し、発電・蓄電・送電を行う施設が自律分散型の電力網を構築し、電力の自立を

達成する諸条件を明らかにすることを目的とする。この電力システムに対する全

体最適化モデルを構築し、発電機・蓄電池などの特性ならびに配置がシステム全

体に与える影響を評価する。

平井綱 

富山型地域交通行動に着目したエージェントシミュレーションによる街づくりの

シナリオ評価 

人が移動に費やすエネルギーは大きく、徒歩や公共交通機関などの利用を促進す

るコンパクトシティの取り組みが注目されている。本研究では、LRTや路面電車

を活用している富山市を舞台に、地域性を考慮した富山型交通行動シミュレー

ションモデルを構築する。そのモデルを用いた様々なシナリオに基くシミュレー

ションにより、街づくりのシナリオ評価を行う。 

福嶋啓実 

大学補講時間割作成問題の制約充足モデル化と数理計画法に基づく対話型最適化

手法の開発 

富山県立大学における補講時間割を作成する問題を対象として,時間割作成問題の

(半)自動化を行う。富山県立大学では,前期と後期に1回ずつ補講期間があり,希望

する授業がその期間に実施される.時間割の作成にあたっては,教員の希望時間帯や

学生の同一時間帯の履修重複禁止等の制約の下で,授業時間枠への割り当てと使用教

室の決定が行われる.なお,実際の時間割の作成は,1名の教務職員により約3週間

かけて行われており,作業負荷の大きさが問題視されている.そこで,その負荷を軽

減するための数理計画法に基づく最適化システムを導入し,作業者と最適化システム

の対話を陽に考慮した時間割作成法を提案する.