<扱った教科書・論文>
夏学期
夏学期はゲーム理論などを中心に発展途上国の問題や開発について取り扱う教科書"Games in Economic Development"と基礎的な計量経済学の習得が中心。終盤はソーシャルキャピタルや、フィールドワークに向けた論文を読んだ。
教科書
・Bruce Wydick"Games in Economic Development"
・山本拓『計量経済学』
論文
・Karlan (2005)"Using Experimental Economics to Measure Social Capital and Predict Financial Decision"
・Ferchtman&Gneezy(2001)"Discrimination in a segmented society:anexperimental approach"
など
冬学期
冬学期は経済成長論を中心に、主にマクロ的側面を取り扱った。ジョーンズの教科書でソローモデル・新古典派成長理論・内生的成長理論を概観。
教科書が終わってからは、そのモデル内で説明されなかった、成長の鍵となる部分を探るために、制度について扱った論文などを扱った。
教科書
・チャールズ・I. ジョーンズ『経済成長理論入門―新古典派から内生的成長理論へ』
論文
・Barro(1999)"Determinants of Democracy"
・Acemoglu et al(01) "The Colonial Origins of Comparative Development: An Empirical Investigation"
・Simeon Djankov, Edward Glaeser, Rafael La Porta, Florencio Lopez-de-Silanes, and Andrei Shleifer(2003)"The new comparative economics"
・Simon Djankov, Rafael La Porta, Florencio Lopez-de-Silanes, and Andrei Shleifer(2002) "The regulation of entry"
など
〈イベント〉
6月:春合宿 3・4年生間の交流を目的に茨城県波崎で1泊2日の合宿。 みんなの持つ問題意識の共有や、フィールドワークの話し合い、 ゼミ長オススメの映画『プロミス』(監督:ジャスティン・シャピロ)の鑑賞などに加え、 大会に向けたフットサルや花火、飲み会などなど濃密な2日間を過ごし、親睦を深めた。 フットサル大会 春合宿翌週に経済学部のゼミ同士で毎年行われるフットサル大会に参加。
8月:海外フィールドワーク(ネパール・カトマンズ) ネパールのカトマンズへ行き、1週間ほどのフィールドワークを実施。 現地の視覚障害者の先生に協力を仰いで、Trust Gameら、ゲーム理論に基づいた実験を実際にネパール人学生らに対して行った。
11月:韓国インゼミ ソウル大学、高麗大学、延世大学、梨花女子大学、早稲田大学、慶応大学、東京大学、の6校の学生が韓国の梨花女子大学に集い、発表と討論会を行った。澤田ゼミはフィールドワークで行った実験とその分析結果を発表した。
12月:OBOG会 澤田ゼミ歴代の先輩方と現役ゼミ生が一堂に会するOBOG会。 09年は澤田先生が「円城寺次郎記念賞」を受賞されたこともあり、皆でお祝いをしたりと、とても貴重な一時を過ごした。
1月:卒論発表 卒業論文を書いた4年生が最終ゼミの日に執筆した論文についてプレゼンを行った。
2月:中国インゼミ: 清華大学の学生20名ほどが東大に訪れ、伊藤元重ゼミ・澤田ゼミの生徒と交流。
3月:追い出しコンパ