<扱った教科書>
・黒崎・山形『開発経済学~貧困削減へのアプローチ~』日本評論社
・黒崎・大塚『教育と経済発展』東洋経済
・速水『開発経済学』創文社
・山本『計量経済学』
・Jeffery M. Wooldridge,"Introductory Econometrics," Thomson.
など
扱った論文のトピック
・政策評価(主に途上国の教育問題)
・通貨危機・債務危機
・開発援助
・リスクと貧困
・実験経済学
など
読んだ論文リスト
夏学期
・冬学期
〈イベント〉
6月:山中湖合宿 3・4年生間の交流を深めましょうという目的の、1泊2日のお泊り企画。途上国経済に対する問題意識を皆で共有したり、マイクロファイナンス(※)をめぐる議論を交わしたり、卓球大会などを行った。 また中国映画『あの子をさがして』を鑑賞したが、中国の地方の悲惨な教育現場に涙したゼミ生も多かった。 ※マイクロファイナンスについては2008年度のゼミでも扱うが、2006年度の海外フィールドワークのテーマでもあり、また2007年度の入ゼミ課題図書のテーマでもあった。
9月:海外フィールドワーク(フィリピン・マニラ近郊のラグナ村) フィリピンの国際稲作研究所(IRRI)に滞在し、2週間以上にわたるフィールドワークを実施した。ラグナ村の各家庭を訪れ、インタビューを行い、300以上のサンプルを集めた。 集められたデータは、後日集計し回帰分析を行い、論文としてまとめられた。教室で学んだ経済学が、実地で活かされる貴重な機会となった。
11月:韓国インゼミ ソウル大学、ヨンセ大学、高麗大学、早稲田大学、慶応大学、東京大学の6校の学生がソウル大学に集い、「アジア通貨危機から10年」をテーマに発表と討論会を行った。 翌日には韓国の学生にソウル市内観光に連れて行ってもらい、韓国の文化(特に食文化)を満喫した。
12月:早稲田インゼミ
1月:OBOG会
1月:特別講義 東京大学大学院新領域創成科学研究科の佐藤仁先生による特別講義が行われた。 大牟羅良『ものいわぬ農民』(岩波書店)という、戦後の岩手の農村社会の実態を追究したルポルタージュに基づいた講義であったが、農村社会における経済学的な作用を読み取るとともに、開発援助を施す側のあるべき取り組み方について議論した。
1月:中国インゼミ 清華大学の学生20名ほどが東大に訪れ、伊藤元重ゼミ・澤田ゼミの生徒と交流した。2日目には、各ゼミの研究発表が行われ、澤田ゼミは夏に実施したフィールドワークの発表を行った。 3日目以降は、東大の学生がグループに分かれて、清華大学の学生の観光案内をした。お台場や東京タワー、秋葉原のメイド喫茶に案内をしたグループもあったようだ。
2月:4年卒業旅行 プリンセス百合子の別邸にて行われた。
3月:追い出しコンパ これまでお世話になった4年生の卒業を、3年生が心を込めてお祝い!