"micro:bit"
■方位を測るための校正について
https://microbit-micropython.readthedocs.io/ja/latest/tutorials/direction.html
- BBC micro:bit には地磁気センサー(=コンパス)がついています。正しく方位を得るには使用する際に地球の磁場と関連づける校正を行わなければなりません。
- MicroPythonには、compass.calibrate()メソッドという校正機能が内蔵されています。コンパスを使うプログラムでは、必ずこのメソッドをその冒頭で実行するようにしておきます。
- プログラムを実行すると、まずLEDマトリックスに"Tilt to fill screen"とスクロール表示されますので、基板を傾けてすべてのLEDが点灯するようにします。これで方位を出力するための校正が完了し、その後、compass.heading()メソッド( 0~359度、0度=北 )が使えるようになります。
■ファームウェア / firmware
▶ファームウェアはmicro:bitを適切に機能させる特別な種類のソフトウェアで、あらかじめ、そのインターフェース・チップに格納されています。
このソフトウエアは、micro:bitにユーザーのプログラムが書き込まれても、電源を切られても、壊れたり、変更されたりすることはありません。しかし、新たな機能を使い始めるときには更新が必要となります。
▶ファームウェア・バージョンの確認
micro:bitをUSBケーブルでパソコンへ接続すると、メモリーデバイスとして認識されて、エクスプローラーのウインドウが開いてきます(下図)。
このMICROBITドライブに見えるDETAILS.TXTファイルを開いてみると以下のような記述となっています。
# DAPLink Firmware - see https://mbed.com/daplink
Unique ID: 9901000052284e45001330100000002d0000000097969901
HIC ID: 97969901
Auto Reset: 1
Automation allowed: 0
Overflow detection: 0
Daplink Mode: Interface
Interface Version: 0253
Bootloader Version: 0243
Git SHA: 64359f5c786363065a41ec15c348e3d53568da03
Local Mods: 0
USB Interfaces: MSD, CDC, HID, WebUSB
Bootloader CRC: 0x32eb3cfd
Interface CRC: 0x53375800
Remount count: 0
URL: https://microbit.org/device/?id=9901&v=0253
ここで、「Interface Version」で始まる行の番号が、現在のファームウエアのバージョンです。
この場合のファームウェアのバージョンは「0253」と読み取ることができます。
▶ファームウェアの更新方法
1) 以下のサイト
https://microbit.org/get-started/user-guide/firmware/
にアクセスし、そこに掲載される[Download the latest firmware]アイコンをクリックして、最新のファームウエアをダウンロードしておきます。
ファイル名(例):"0253_kl26z_microbit_0x8000.hex"
2) micro:bitのリセットスイッチを押したながらパソコンへ接続するとMAINTENANCE というドライブ名でエクスプローラーが開きます。ここへ、上記のhexファイルをドラッグアンドドロップします。書き込みが完了すると、自動的にMICROBIT というドライブ名に変わります。ここで、DETAILS.TXTを開いて更新されたことを確認しておきます。
3) 同様にして、旧版へ戻すことも可能です。
■Edge Connector & micro:bit pinout
https://tech.microbit.org/hardware/edgeconnector/
■REPL
Read-Eval-Print-Loopの略 対話型実行環境
キーボードから打ち込まれた命令を読み込み(Read)、評価・実行し(Eval)、結果を画面に表示し(Print)、また命令待ちの状態に戻る(Loop)処理系のことである。
https://microbit-micropython.readthedocs.io/ja/latest/speech.html