生活に関して

給与

文部科学省から海外赴任手当が支給される。また、マラヤ大学からも、住居費などの手当てが支給される。

文部科学省からの支給は、規定の金額から、UM支給分を差し引いた差額分となる。

ここからは、個人的な見解であるが、

生活に必要な経費、(住居費、水光熱費(ガス・電気・上下水道)、通信費、食費、医療費)などは、支給される手当てで十分賄えると思う。単身あるいは、夫婦二人の世帯がこれに当てはまる。

しかし、子供を抱えた世代では、学費が大きなウェイトを占めるため、支給される手当ての範囲内での生活は厳しいと言わざるを得ない。該当する世帯の場合は、来馬当初に持参する金額を多くするか、海外送金を行える手段を構えておく等の対策を講じておいた方がよいだろう。

食事

マレー系、中華系、インド系と3つの民族が混在しているため、食事はバラエティーに富んでいる。マレーシアは外食文化であり、食事ができるところも多数存在する。

ただし、マラヤ大学(UM)ではMuslimが多いため、Halal Foodが基本であり、中華系の食堂は無い。

日本人の口には中華がよく合うのか、教科教員は中華系になる事が多い。無論、マレー系やインド系の食事をする事もある。昼食時には、学外の食堂(コピティアム)に出かける事が多い。コピティアムでは、一品がRM5.5程度なので、飲み物(茶 RM0.6)を含めてもRM10に収まることが多い。(参考:教科教員が行く食事場所のマップ

UMが位置するKuala Lumpurは首都であり、日本料理店や韓国料理店、イタリア料理店など各国の料理が味わえるが、料金は高めである。それでも、日本と比較すると遥かに安価なため、駐在員のご婦人は、一流ホテルへランチを食べに行く事もざらである。

また、外食文化ゆえに、各家庭で日本料理を作るより、外食をした方が安上がりになる事も多々ある。ローカルフードが苦手でなければ、外食を取り入れることで食費を抑えることが出来る。

日本での休暇

他の都道府県では、マレーシアで勤務中の休暇は、帰国後には反映さないようだが(勤務の管轄は、文部科学省のため)、高知県では取得した休暇が帰国後に反映されるシステムになっている。高知県だけが、休暇の取得情報を書面で提出するようにとの依頼があった。

3月の帰国前に、余った休暇を消化すると、帰国後休暇がないという状況になるので要注意。(高知県関係者のみ)