ChromiumOS化(CloudReady Free v59版)
動機
Ubuntuとデュアルブートしたとは言えど、やっぱり微妙に動作が重い。
更に、Windows10に一応アップグレードしたら、Windowsの方は益々重くなってしまった。
で、結局「出先作業が見込まれる時」以外は持ち歩かなくなってしまった。そして、結局3年程ロクに使ってない状態で部屋に転がしてた。
そんなこんなしてる間に時代は進んで、スマホでそこそこ実用的な速度でテザリングして云々が出来るようになったらしい。
しかもMVNOを契約してSIMフリースマホを使えば、テザリングで別料金取られずに済むような時代になってた。
ならいっその事Windows切り捨てても良いんじゃね?
って訳でやってみた。
必要なもの
USBメモリ(16GB)
ChromiumOSのビルドの一つである、ClowdReady (LifeHackerによる解説ページ※)
ChromeブラウザとかChromebookリカバリユーティリティとか。
母艦PC(人による)
※2017年9月16日現在では、UEFIマザーボードで高速スタートアップ無効ならデュアルブートが可能らしい。前述の理由で試してない。
手順
念のためにWindowsのリカバリーメディアを作り、更にそれをUSB Image Toolでイメージ化しておく。多分USBメモリよりは外付けHDDに保存しておいた方が安全だと思う。(筆者主観)
CloudReadyをダウンロード、USB Image ToolかChromebookリカバリユーティリティでUSBメモリに書き込む。今後の事を考えるとChromebookリカバリユーティリティ入れておいた方が良さそうな気がする。
CloudReadyには電子署名が無いため、Secure Bootを無効にする。(HP Pavilion TouchSmart 10 e003auではBIOSパスワードを設定しないとSecure Boot無効化が出来ない)。
ざっくりとCloudReadyをインストール。
Windowsがどうしても必要ならデュアルブート化すれば良いけど、思い切って消したw
Linux(軽量ディストロに限る)はデュアルブート以外の方法(chrootとか)もある。
Flashとかコーデックとかは後から入れられるので気にしなくていい。勿論日本語もOK
Wifiはちゃんと動いたし、USBメモリも当然普通に扱えるけど、Bluetoothが何故か動かなかった。まあ必要ならUSB接続のドングル噛ませばいいんだろうけど。
HDMIでのミラーリング・デスクトップ拡張も問題なし。
入れておいたほうが良いchromeアプリや拡張は他のwebサイトで色々出てるので割愛。
使ってるプリンタがGoogleクラウドプリント非対応だったり、スキャナにwebインタフェースが無くて母艦PCも用意出来ない場合は
何とかしてデュアルブートする
RasPiでプリンタサーバ兼ファイルサーバ兼スキャナサーバを作る(CUPSとSANEが対応してるならば。ChromeアプリにVNCも有る) - おそらくこっちの方が簡単。
全てが終わった後、BIOSパスワードが不要ならば、空欄にすれば削除出来る。
備考
32bit版は上流(=ChromiumOSのコミュニティ)が開発もバグ修正も打ち切る方針なので、あんまりお勧め出来ない。なおHP Pavilion TouchSmart 10 e003auは64bit対応。ソース1 ソース2(別のカスタムビルド作者)
何故か自宅LAN上のVPNサーバ(Synology RT2600ac)にCloudReady v59でもv60でも接続出来ないので、PeppermintOS化した。