Q:福祉寺ってなに?
A:正確には宗教法人平等山福祉寺といいます。日本全体を平等な山と見立て、みんなで福祉の心を育てることを目的にする寺です。
Q:福祉寺っていつできたの?
A:昭和49年の5月の連休の時にボランティアが手に手にノコギリやハンマーを手に、トタン板やベニヤ板の裏側に氏名とお願い事を書き、二日と半日で完成させた日本で一番小さな手作り寺です。同年7月6日に宗教法人の認可が下りました。
Q:福祉寺って何宗?
A:単立(無宗派)です。長野の善光寺と同じで、どこの宗派にも属さない寺です。
Q:福祉寺の特徴は?
A:次のような特徴があります。
戒名無料(入会金・年会費等が別にかかります)。--無宗派なので何宗の戒名でもつけられます。
仮本堂の手作り寺。--大伽藍は搾取のシンボルです。「本当の本堂は心の中に建てろ」をスローガンに手作りしました。
ご本尊は太陽。--「太陽のような暖かくて明るい心と明るい言葉を」を合い言葉に、自然を大事にし、保護し、感謝することをモットーにしています。
紙芝居布教。--福祉寺は別名「紙芝居寺」と呼ばれ、紙芝居を担いで日本中の老人会・子供会・婦人会はもちろん遠くはインド・ネパールの小学校に布教に出かけます。
福祉活動。--昔は天涯孤独の老人施設「ジジババ村」を寺の中に作り、米・小麦・野菜を作り、半自給自足の共同生活を九年間続けたこともありましたが、バブルの崩壊と共に解散。現在はお釈迦さまご生誕の国ネパールに小学校を建てたり、盲学校を作ったり、小さなヒンズー教の寺を作ったりと福祉活動をしています。平成10年ネパールのカカニに身体障害者更生施設FUKUSHI NATH ASHRAMを建設。
Q:福祉寺を作った動機は?
A:初代住職松原日治が子供の頃身体障害者の弟がいて、貧乏のどん底で死なれ、その戒名料・読経料に両親が苦しむ姿を見て、将来は葬式・戒名を無料でご奉仕する僧侶になりたいと考え出家しました。以来数々のボランティア活動を続け、その延長として葬式・戒名・納骨無料の寺を建立したというわけです。
Q:福祉寺の近況は?
A:松原日治は本山を退職し、奥之院住職になりました。福祉寺本山は中島正喬が就任し、二人三脚で福祉活動に邁進中。