教員紹介

布施 哲 (FUSE Satoshi)

http://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/view/html/100002553_ja.html



鈴木 真(SUZUKI Makoto)

http://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/view/html/100010062_ja.html

研究の主題は、道徳判断の客観性と規範性を科学と両立する形で確保できるかということです。規範倫理学上の帰結主義とメタ倫理学上の道徳実在論の組み合わせを洗練し、広い意味で経験主義的な方法論に基づいて正当化することが、研究の大きな方向性です。このプログラムは、19世紀英国の哲学者John Stuart Millの問題関心を大枠で引き継ぐもので、彼の思想の研究からも多くの着想を得ています。また、科学技術の進展によって変わりゆく世界の中で、いかに生きるべきか、といった問いに具体的なレベルで応答するという応用哲学的な営みにも携わっています。

哲学では粘り強い議論を通じて真理への接近を試みます。議論を賢さや生き方を競う勝負ではなく、相互啓発の過程として捉える誠実な態度を自分にも学生にも求めています。 

    【略歴】

    1973年生

    1996年 京都大学文学部哲学科倫理学専攻 卒業

    1998年 京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻(倫理学専修)博士課程(前期) 修了 

    2004年 京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻(倫理学専修)博士課程(後期) 単位取得満期退学

    2007年 オハイオ州立大学(The Ohio State University)哲学科博士課程 修了

    2012年 南山大学人文学部専任講師・社会倫理研究所第一種研究所員

    2015年 関西福祉科学大学社会福祉学部准教授

    2018年 名古屋大学大学院人文学研究科准教授



岩田 直也(IWATA Naoya)

https://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/html/100012858_ja.html

専門は西洋古代ギリシアとローマの哲学、特にプラトンとアリストテレスの認識論と形而上学です。近年は、様々な概念の定義探求を行う上で基盤となる信念群をどのように獲得できるのか、といった問題を感覚知覚と生得概念の関係に着目して研究を進めています。プロフィールや最近の論文については上記の大学のページを参照して下さい。

また、名古屋大学における西洋古代哲学研究を一緒に盛り上げていってくれるメンバー(学生・ポスドク)を募集しています。以下のページを参考に、少しでも興味があれば、いつでも私まで連絡して下さい。メールアドレスは上の大学のページで公開しています。

研究室メンバー募集:https://iwatanaoya.com/recruitment/