研究内容

気候変動(地球温暖化)において、温室効果ガス (GHGs) が果たす役割は大きいですが、その働きを緩和もしくは助長しうる大気に浮遊する微粒子である「エアロゾル」に関する研究を行っています。エアロゾルは地球化学的にも重要な役割を持っており、地球表層において重要な大気組成の一つといえます。また、主要GHGsである二酸化炭素 (CO2)に対する、短寿命気候汚染因子 (SLCFs) としてのメタン(CH4) やエアロゾルの役割の理解は重要です。その一環で地上におけるCO2/CH4の計測も行い、2025年6月末に打ち上げられた温室効果ガス・水循環観測技術衛星GOSAT-GWの地上検証体制・利活用研究にも貢献します。

以下が、現在の研究活動の大きな柱となります。   


keywords; 炭素性エアロゾル全般(有機エアロゾル、ブラックカーボン、バイオエアロゾル)、海洋性大気・波しぶき(船舶観測)、元素組成(硫黄、鉄など地球化学的に重要な元素)、粒径分布


keywords; レーザー分光/NDIR法による計測、地上in-situ/リモセン観測、起源・放出量解析


keywords; 観測装置の研究開発、Unmanned Aerial Vehicle (UAV)、小型ローコストセンサの応用、ハイパースペクトルカメラ、大気エアロゾル由来の海水懸濁粒子の分析