若手プログラム

若手プログラムへの参加登録は7月12日を以って締切りました.

たくさんのご登録ありがとうございました.

テーマ:『研究に役立つツール・ノウハウを学んでみる』

若手プログラム優秀賞

「スッとわかるキャリブレーション」

大森 和斗, 長村 一樹, 北原 雅啓, サフキン パーベル,多田野 司, 津田 香林, 西 諒一郎, 中村 優文, 溝口 拓也

実施報告 / Report

電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解(PRMU) 2017年1月研究会にて,実施報告を行います.

予稿にいくつか誤りがありましたので訂正版をこちらで公開します.

概要 / Overview

(Please see English version below.)

MIRU2016でも,恒例となりました若手プログラムを開催いたします.前年の若手の会で取ったアンケートを元に,今回は「研究に役立つツール・ノウハウ」についての企画を検討しております. 研究を進める上でちょっと知っていると便利なことも色々ありますが,たまたま詳しい先輩がいないと身につける機会がなかったりします.今回の若手プログラムでは,そんなみんなが知りたいツール・ノウハウについてみんなで学ぶ機会を提供します.

例年とは異なり,参加募集を2回行います.

1回目では,研究に役立つツール・ノウハウを若手プログラムを通じて主体的に体得し,発表いただく方を募集します.締切は3月末頃を予定しており,MIRUが開催されるまでの4か月間を使って,じっくりツールを勉強していきます.興味はあるけど一緒に学ぶ仲間がほしい方,他の人と情報交換したい方,伝道師として信者を増やしたい方など,ご応募をお待ちしております.応募の時点でMIRUへの参加が確定的ではない方もいらっしゃるかと存じますが,どうぞ積極的にご応募ください.

2回目は若手プログラムへの参加者を募集します.受付開始は6月中旬を予定しています.ツール・ノウハウについての発表を聴くだけでなく,実践ワークショップへの参加や参加者との交流など,例年に負けない魅力的な企画をご用意いたします.

2回の参加募集を行いますが,1次募集(2016年3月締切予定)での応募を強くお勧めします.MIRUへの参加が確定していなくても受け付けますので,ぜひご応募ください!

参加費として懇親会参加費を実費負担いただきます.まだ決まっていませんが,実費のみ負担いただく予定です.

We are glad to announce the MIRU2016 Young Researcher Program. The focus of this year's program is on "Useful tools and know-how for your research". We hope you will enjoy the opportunity to learn about the latest tools and meet fellow researchers. Registration is split into Round 1 and Round 2. Attendees who register during Round 1 will study an assigned topic for about four months before MIRU 2016, and present your topic on the first day of the program. For those attendees who wish to only attend the presentations and workshops, please register during Round 2. However, we highly recommend participants to register during Round 1.

The registration fee is required as the actual cost for the social event on August 4th has not been determined yet, but participants will be billed for only the actual cost.

当日までの準備 / Preparation for attending this program

「研究に役立つツール・ノウハウ」についてより深く知るために,事前学習として各班から課題を出してもらっています

参加される皆さんは当日(8/1)までに必ずこなしてきてください.

All participants are required to finish the assignments by Aug. 1st.

当日使うリンク / Links used in this program

MIRU2016会期中 プログラム / Program

7/31 13:00 - 17:00 @静岡大学 浜松キャンパス 総合研究棟 10F 会議室

(プログラムの都合上,当初予定に追加しました.できるだけご参加ください.)

8/1 16:40 - 22:00 @浜松アクトシティ展示イベントホール第3セクション

8/2 19:00 - 22:00 @浜松アクトシティ展示イベントホール第3セクション

参加申し込み / Registration

ただいま1次募集の参加申込受付中! 申込はこちらから. You can register from here.

ただいま2次募集の参加申込受付中! 申込はこちらから. You can register from here.

アクセスできない方はmiru2016wakate [at] is.naist.jpまでメールでご連絡ください. Please email us if you cannot access the registration form.

若手プログラムへの参加には本会議への参加登録も必要です.You need to have a registration for MIRU2016 as well.

招待講演(チュートリアルとのTie-up)

昨今の深層学習の熱狂ぶりを反映するかのように,今回の若手プログラムでもDNNライブラリを学んでみたいという声が多く聞かれました.そこで今回は,メジャーなDNNライブラリの1つでもあるChainerの開発者である株式会社Preferred Networksの得居誠也様に,ツールを共有・発信する立場からご講演をいただきます.

2016年8月1日 16:40~18:00 【実践】を積む

「深層学習フレームワーク Chainer の開発と今後の展開」

得居 誠也 (株式会社Preferred Networks)

<概要>

画像認識を筆頭に、機械学習が応用される様々な分野で深層学習が適用され、予測性能のめざましい発展に寄与している。深層学習を様々な問題に適用するにあたっては、ニューラルネットをユーザ自身が設計する必要があり、またそれに合わせて学習手法をカスタマイズすることもある。そこで、ニューラルネットの設計と実装を素早く行うために様々なフレームワークが開発されてきた。これらのフレームワークのほとんどはオープンソースで開発が進められ、特に研究者自身による貢献が大きなウェイトを占めている。本チュートリアルでは、その中でも特に研究・開発自体の高速化に焦点を当てている Chainer を紹介し、一般的な使い方から、開発がどのように進められているかや、今後の展開について述べる。当日の発表資料

<略歴>

株式会社Preferred Networksリサーチャー。2012年に東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻において修士号を取得後、株式会社Preferred Infrastructureに入社。分散機械学習フレームワーク Jubatus の OSS 開発に参加する。2014年より現職。2016年に社会人として同研究科コンピュータ科学専攻の博士課程に進学。現在は深層学習フレームワーク Chainer の開発をリードしている。

研究に役立つツール・ノウハウ テーマ / Topics

参加申込時の希望に基づき,以下のテーマに決まりましたから選抜します

「Chainerコードを見ながら学ぶDNN」

当日の発表資料

最近の流行と言えばやっぱりdeep learning! DNN(Deep Neural Network)は画像認識・識別、言語処理、ボードゲームといった様々なタスクにおいて高い成果を上げています。どんどん新しい適用事例が提案されていますが、これから始める初学者にとっては、どこから取り組めば良いのか、敷居が高く感じてしまうのではないでしょうか。 そこで本テーマでは、日本発のDNNフレームワークChainerを使って、学習・識別を担うネットワークをどう表現するかを、具体的なコードと対比させつつ、簡単なタスクを通して学びます。 MIRUチュートリアルでの招待講演とあわせて、Chainerにじっくり取り組みたい方、お待ちしています!

「DNNライブラリを色んな角度から調べてみた」

当日の発表資料

DNNライブラリは数多く存在します。使っている方もこれからという方も多いはず。 いざ、調べてみると、 「このライブラリの名前は知ってるけど、今使ってるライブラリとの違いって何?」 「自分の目的にあったライブラリってどれなんだ?」と思った瞬間があるのではないでしょうか? このテーマでは複数のDNNライブラリを使ってみないと分らない観点からディープに比較しちゃいます。 目的に合ったライブラリ選択で作業効率もアップ!

「バージョン管理で理想の研究生活にコミット」

当日の発表資料

明日は先生とのミーティング。昨日の時点でコードはほぼ書きあがっていたけれど、ミーティングに向けてもうひと踏ん張り。すると突然さっきまで動いていたコードがエラーを吐いて緊急停止。研究をしていてそんな経験はありませんか?バージョン管理システムは日頃のコード作成状況を保存できるだけでなく、共同研究メンバーや学会で出会った研究者とのソースコードの共有にも大活躍。今回の若手の会では、「バージョン管理で理想の研究生活にコミット」と題し、研究生活に潜む様々な問題にバージョン管理の観点から切り込みます。

「スッとわかるキャリブレーション」

当日の発表資料

カメラの幾何学的特性や位置姿勢を把握するカメラキャリブレーションは、 多視点カメラや異種センサ等を扱う際に避けては通れません。 本テーマでは、カメラキャリブレーションの基本的な仕組み、 カメラキャリブレーションに関連するツール・ライブラリを紹介するとともに、 多視点カメラや異種センンサ等を扱った実験で得られたノウハウについて解説します。

「サルでもつかえるGPUプログラミング入門~GPUを使いこなそう~」

当日の発表資料

ようこそ、サルでもわかるGPU入門へ。 GPUをつかった並列計算ができるようになるために一緒に勉強していきましょう! コースは3つ。GPU初心者の方は「入門編」からどうぞ。GPUを使った事がある方 は「発展編(プログラミング編?)」がおすすめです。 さらに「ライブラリ編」では、GPUプログラミング をしないGPUを使ったプログラミング文化を学んでいきましょう。 「あれ?何だっけ...?」という時に、知って得する情報をお届けします。

スケジュール/ Important Dates

「研究に役立つツール・ノウハウ」テーマ案募集

2016年2月末 まで

1次募集

2016年3月末まで 参加申し込みはこちら 31st March 2016: End Round 1 Registration. Register now.

2次募集

2016年6月中旬から7月上旬まで 申込はこちらから. Mid-June to Beginning-July 2016: Round 2 Registration from here.

若手プログラム 実行委員 / Organizers

問い合わせ先 / Contacts

miru2016wakate [at] is.naist.jp

Q&A