Research Interests

研究内容

Research Field

In this laboratory, we deal with interactions among human, road, vehicle, and environment. Japan is one of the fastest aging population countries. In this background, road safety issues must be considered with the characteristics of elderly people. Since a lot of infrastructures have also been aged, it has to be maintained in terms of human and vehicle viewpoints to keep secure transportation. 

Research Theme

Our research interests are categorized on the basis of  three keywords such as Transportation Physiopsychology, Spatial Information, and Glocal Environment.

Recent Research Topics

生理心理情報による合理的な路面評価

  当研究室では,心拍数などの生体反応や心理的な認知反応時間を計測し,路面に起因するストレスや疲労を客観的に評価する試みを行っています.近年,交通事故が社会問題となる中で,社会基盤の観点から移動時の精神的・身体的負担を軽減し,安全で快適な道路交通の実現を目指しております.

共同研究:Padova大学(イタリア)

  東日本高速道路株式会社関東支社

生理情報に基づく路面評価結果:路面凹凸が大きく走行時間が長くなるほど疲労レベルが高くなるこを明らかにしました

ICT機器を用いた舗装路面管理

近年,建設生産システム全体の生産性向上を図り,魅力ある建設現場を目指すi-Constructionに関する取り組みが盛んに行われています.現在,ICT機器を用いた路面管理の効率化および建設生産性の向上に関する研究を行っています.

共同研究:大林道路株式会社

地上型レーザースキャナ(TLS):TLSと高性能GNSS(全球測位衛星システム)を組み合わせた効率的な三次元計測手法を開発しました.

パーソナルモビリティのための道路環境評価

  近年,シニアカーに代表されるハンドル型電動車いすなどパーソナルモビリティが,高齢者や障がい者の移動負担を軽減するための歩行補助用具として注目されています.しかし,既存の歩道空間の設計・評価手法は必ずしもパーソナルモビリティ適しているとは限りません.当研究室では,パーソナルモビリティの乗り心地に関係する路面特性を明らかにし,路面凹凸を測定し把握する「点検」と点検結果に対する「診断」を一体化した,歩道路面評価手法の開発を目的とした研究を行っています.

独立行政法人日本学術振興会 科学研究費助成事業,基盤研究(C)「ハンドル型電動車椅子の乗り心地に基づく歩道路面の点検および診断システムの開発」,代表,2019年4月〜2023年3月(予定).

研究協力:大林道路株式会社

各種測定装置を搭載したハンドル型電動車いす:様々な路面上を走行した際の挙動データを収集し分析を行っています

CE x ICTによる簡易な舗装点検管理システムの構築

多くの地方公共団体では舗装の点検について技術的・予算的な問題を抱えています.当研究室では,土木技術(CE:Civil Engineering)と情報通信技術(ICT:Information and Communication Technology)を融合した,簡易で効果的かつ持続的に運用可能な舗装点検管理システムの構築を目指した研究を行っています.

共同研究:株式会社 要株式会社小柳中央堂,協力:北見市

開発したWEBアプリ:専用の端末が不要で時代のニーズに応じた容易なシステムの更新が可能となります

 信号解析に基づく路面情報処理技術の開発

舗装路面(道路の表面)の状態は,波のようにうねっています.新しい路面は,うねりや凸凹がなく,非常にスムーズですが,使っていくうちに徐々に傷んでいきます.道路を安全かつ快適に保つためには,どこをいつ直せばいいのか,路面の状態を測定し診断することで,舗装の日常的なヘルスケアにつながる研究開発に取り組んでいます.

寒冷地特有の路面損傷:寒冷地の低温により横方向に伸びたひび割れ (横断ひび割れ)の様子です.

路面凹凸の解析事例:横断ひび割れを距離(場所)と波数(うねりの長さの逆数)でみた場合どの程度の凸凹があるかをウェーブレット係数(うねりの大きさに相当)で表した一例です.

地域特有の道路交通環境評価

  オホーツク地域の道路環境は多様性に富んでおり,夏と冬で気温差が60℃(-25〜35℃)近く,1年の半分近くは雪に覆われています.また,この地域では,住民の暮らしや観光・農業輸送など,道路交通と人々の生活が密接に関係しています.オホーツク地域の道路環境を活かし,KITDSを用い安全かつ効率的に走行試験を行うことで,積雪・寒冷地域に特有の道路交通問題に取り組んでいます.

冬季の道路交通環境を再現した様子:路面のすべりやすさや視認性などの評価を行なっています


Dissertations

【2022年度】

(修士論文)

(卒業研究)

【2022年度】

(修士論文)

(卒業研究)

【2021年度】

(卒業研究)

【2020年度】

(修士論文)

(卒業研究)

【2019年度】

(修士論文)

(卒業研究)

【2018年度】

(卒業研究)