LiPoなどの高性能電池は,爆発や発火の危険性があり,リスクが高いので,
ジャパンオープンでは,安全対策のされていないLi-Poバッテリーの使用が禁止されました.
http://rcjjinternational.blogspot.jp/2015/11/2016.html
http://rcjjinternational.blogspot.jp/2015/11/2016q.html
http://rcjjinternational.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html
また,ブロックによってはLi-Poの使用そのものを禁止するところもあるようです.
制限された背景
高性能充電池とは,Li-Po, Li-ion, Li-Feなどの,主にリチウム系の充電池のことを指すようです.
これらの電池は,軽くてハイパワーで,大容量なので,採用するチームが増えているようですが,
多くのエネルギーが小さいバッテリーに詰め込まれているため,発火や爆発などの危険性があります.
(参考URL)
「LiPoバッテリは爆発する!危険!」
http://blog.goo.ne.jp/3rdeyestudios/e/59f4bf28b2f904aee7d8260675a0c802
これまでもLi-Poを使うチームには,セーフティバッグの携帯を義務付けたり,充電時に放置しないなどのルールがありましたが,
リスク管理の観点から,さらに対策がとられることになるようです.
最近は簡単に高性能充電池が手に入る用になってきました.
だからこそ,
その危険性と正しい使い方を理解せずに,なんとなくで使っている人が増えていると思います.
たくさんの人が集まる大会である以上,仕方のない措置であると思いますので,
選手の皆さんも,ルールに従った電池の使用を心がけましょう.
制限の内容
ジャパンオープンの示したLi-Poの制約は以下のとおりです.
LEGOのもともとある充電池や,パソコンの電池などは,保護回路がちゃんと入っているので,
制限の対称とはならないようです.
また,ブロックによってはLi-Poの使用そのものを禁止するところもあるようなので,しっかりチェックしましょう.
(参考URL)関西ブロック公式ブログより
「関西ブロック主催大会ローカルルールとして充電池の種類を制限します」
http://jr.kansaiblock.com/?eid=1236809
高性能充電池のリスクを学ぼう
何事もそうですが,電池が危険なのではありません.扱い方が危険なのです.
便利な技術を扱うためには,それに応じた知識が必要になります.
Li-Po電池は,一般に暴発を防ぐための保護回路が必要になります.
Li-Poを使った製品は,必ず保護回路が入っています.
電池が発火したり爆発したりするときには,次のようなことが原因になります.
・過電流(ショートしたり,モーターに負荷がかかりすぎて電池から電気が流れすぎること)
・過充電(電池の容量以上に充電しようとすること)
これらの場合に,電気の流れをストップさせるのが保護回路です.
また,外から強い力が加わって,電池が変形したり,破損したりするのもダメです.
ロボットを作るときには,保護回路を取り付ける,外部から衝撃が加わらない構造にするなどの対策を必ず行ってください.
以下に保護回路の作り方を示しているサイトの例を紹介しますが,
調べてみても,作り方がわからない人はLi-Poを使わないのが賢い選択でしょう.
(参考URL)
「リポ過放電防止回路」
http://members2.jcom.home.ne.jp/kog_rc/lp21.htm
私は電池に関して専門家ではありませんので,以上に書いたことは不十分だったり,間違っていたりする可能性があります.
どうしてもLi-Poを使う必要があるチームは,自分の手で正しい事実を調べてください.
また,ブロックが講習会を開催している場合がありますので,調べて参加してみましょう.
(参考URL)関西ブロック公式ブログより
「セミナー資料1【バッテリーの取り扱いについて】」