これで、写真の様に固定された絵として明かりを作ることができるようになりました。
次に、コンサートの様に、パカパカ明かりを動かして見ましょう。これをエフェクトと呼びます。
3-1.エフェクトを再生しよう
では、今明かりが付いているムービングライトをすべてパカパカさせてみましょう(キュー2を再生した状態にしてください)。
Screen2(Display2)のレイアウトからSpot(ムービングライト)1,2,3,...,10をすべて選択します。
また、1画面目の画面右から「Screen 3」をクリックして、新たな画面(Display 3)を表示します。
表示されたDisplay 3の右側に画像付きのボタンが確認できます。上から2番目の「1.12 Effects」を選択すると、Display 3内部の表示が切り替わり、Effect画面が表示されます。
例えば、左から3番目の「Dimmer PWM」をクリックしてみましょう。パカパカ明かりが流れていくエフェクトが走ります。
他にも、いろいろなパターンのエフェクトがありますので、お好みのエフェクトを再生してみてください。
明るさだけでなく、色(例えば7番目のエフェクト「RGB Rainbow」)や向き(例えばエフェクト19「Tilt Sin」)に対してもエフェクトを再生することができます。
エフェクトを再生したら、キューに記録しましょう。
1画面目から「Store」キーをONにした後、フェーダページを開きます。
フェーダ7最上段のボタンをクリックすると、キュー3が作成されます。
キュー3は作成されましたが、現在再生されているキューは、キュー2です。一度、キュー3を作成するために変更したデータをまっさらにしましょう。
1画面目から「Clear」キーを3回クリックします。これで、もともと再生されていたキュー2の明かりが再生されます。
ここで、フェーダ7の下の「Go」ボタンをクリックします。すると、先ほどエフェクトを再生させたキュー3が再生されます。
3-2.キューで再生されているエフェクトを止めよう
では、次のキューでは、キュー3で再生されていたエフェクトを止めて、キュー2と同じ明かりに戻しましょう。
キュー3が再生されている状態で、1画面目の画面下部に緑色の「Macro Stomp running Effects」というボタンがあります。
これをクリックします。
すると、現在再生されているすべてのエフェクトが停止します。
エフェクトが停止したら、キューを記録しましょう。「Store」ボタンをONにした後、フェーダページを開きます。
フェーダ7をクリックします。これでCue 4が記録されます。
実際にキュー4を再生して見ましょう。現在はキュー3が再生されています。一度、キュー4を作成するために変更したデータをまっさらにしましょう。
1画面目から「Clear」キーを3回クリックします。
これで、もともと再生されていたキュー3の明かりが再生されます。
ここで、フェーダ7の下の「Go」ボタンをクリックします。エフェクトが停止した、キュー2と同じ明かりが再生されたことが確認できます。
3-3.記録済みのキューを修正しよう(キュー番号を指定した記録方法)
キュー4はキュー2と同じ明かりで面白みがありません。せっかくなので、色を変えてみましょう。
Screen2(Display2)のレイアウトからSpot(ムービングライト)1,2,3,...,10をすべて選択します。
そのまま色を変えてみましょう。1画面目の左上にあります「Color」ボタンを選択します。
C1と表示されたラベルの下の丸いエンコーダについて、今度はクリックします。
色を選択できるポップアップが表示されますので、今回はマジェンタ色を選択します。
3D上の明かりがマジェンタ色に変わります。
この明かりをキュー4として上書きしましょう。今までは、フェーダ7の上のボタンをクリックすることで、一番最後のキューとして自動的に作成されていましたが、今回は、キュー番号をコマンドとして指定します。
一度、フェーダのページを開いてみましょう。フェーダ7の上のボタンが緑色になっていると思います。
なっていない場合は、その下の「Select」ボタンをクリックして、緑にしてください。これによって、キュー4を記録するときに、
フェーダ7が自動的に選ばれるようになります。
記録先としてフェーダ7が選択された状態であることを確認したら、1画面目から「Store」キーをONにした後、
同じく1画面目にテンキーボタンがありますので、「4」「Please」とクリックします。
フェーダ7にはすでにキューがありますので、すでにあるキューに対してどの様に上書きをするのか聞かれます。ここでは、「OverWrite(上書き)」をクリックします。
一度、キュー4を修正するために変更したデータをまっさらにしましょう。1画面目から「Clear」キーを3回クリックします。
現在はキュー4がすでに再生されているので、明かり自体は変わらないです。
フェーダ7の下の「Go」ボタンをクリックしてキューを順に再生してみましょう。
修正したキュー4が再生されていることが確認できます。
この様に、キュー番号を指定して、「Go」で明かりを再生する順番を考えながら記憶していきます。
3-4.割り込みキューを作成しよう。
例えば、「キュー2とキュー3の間にキュー2.5を作成する。」といったことも可能です。この場合、一度キュー2を再生した状態から、
キュー2.5の明かりを作成して記録することをおすすめします。
キュー2を再生した状態で、レイアウトから、ムービングライト6~10(右半分)を選択します。
1画面目左上から、「Position」ボタンを選択し、「Pan」、「Tilt」エンコーダを操作して、ライトの向きを調整します。
1画面目から、コマンドで「Store」「2.5」「Please」と入力します。
(コマンドとして「Store Cue 2.5」と表示されます。)
キュー2と3の明かりの流れに影響が無い様に記録するため、表示されたポップアップの「Cue Only」
にチェックして、「OK」をクリックします。
これによって、キュー2とキュー3の間にキュー2.5が作成され、再生することができるようになります。
お疲れ様でした。