まえだ そうてつ
前田宗哲
教授
茶は喉の渇きを癒し、茶道は心の渇きを癒します。
季節を感じながら過ごすお茶時間は自分を取り戻す唯一のひと時。
会社の帰りに、お買物のちょっと寄り道感覚でどうぞ。
足が痺れるのは若い証拠とか・・・気にすることはありません。
楽しく日本文化を学びませんか。
[稽古日] 火曜日
[実施時間] 9:00~21:00
お問い合わせ
TEL:080-6553-2771
トピックス
本年五月に笹子宗喜先生(川崎市高津区在住、前田師匠)から懐石道具一式と預鉢、向付皿、汲出碗等々を寄贈して戴きました。
茶事の稽古も出来るようになりましたので、今後は益々稽古に励みたいと思います。
併せて貸し教室も行っていますので、京間八畳の広さを感じて戴き、諸道具を大いに生かして戴ければと思います。
茶道以外でも、和空間での稽古事にもご使用下さい。使用申し込みは各講師へお願いします。
稽古風景
[11月12日]
川崎教室八周年記念の一環で平成28年11月12日、火曜日教室の担当で「炉開き茶会」を開催
今回は貴人点で雅な設えにしました。
床
軸は江戸末期黄梅院住職の大綱和尚「時雨」和歌
三つ人形胡銅花入に「大白玉」と「土佐瑞樹」
香合は浜本玄造り色絵大亀
点前座
田中親美造り切箔風炉先屏風
淡々斎好み秋泉棚
辻石斎塗の鹿大棗
祥瑞水指
お客様にはお菓子の亥の子餅を臣下に下賜の際の玄猪包みを
説明し、亥の子餅に銀杏の干菓子を添えました
終わって一息
この日に青年部で行事があったとかで、予定人数の大幅減の
お客様でしたが、このメンバーで頑張りました。
[2月11日]
2月11日雪が残り粉雪の舞う日に大炉の茶会を開催
10時から一時間毎に10名の客。約80名がお見えになりました。
寄付で先ず甘酒接待。
寒い日は大炉のぬくもりが何よりの「おもてなし」です。
床は「喫茶去」永平寺丹羽廉芳禅師
③高取静山の筒花入に「敬翁桜と紅椿」
お菓子は「雪玉」を桜象嵌の銘々皿と松の鉢に
今回のテーマは「鉢の木」がテーマ
「鉢の木」は究極の「おもてなし」ではなかろうか。
遠方の来客も
釜は芦屋写し「野馬釜」棗は「松竹大棗」そして茶杓は大亀老師「魁」
終了後に乾燥するために並べた道具の一部
茶碗は「唐津井上東也」「本間焼の楽茶碗」等暖かそうな物を選んでいます。
[1月13日]
今年の初釜は当番二人が亭主役で茶事風に行いました。
挨拶の後は初炭手前から
続いて食事。鍋持参で頑張ってくれました。
お敷や汁椀等教室で不足分は持ち出しです。
食事に続いてデザートとも言える主菓子「花びら餅」を戴きました。
今年は大きさ、柔らかさ等希望通りに作ってあり美味しく頂戴しました。
続いて濃茶は重ね茶碗
薄茶はいつも葉回り点をしていましたが、初めて員茶の式をしました。
当番が札元、亭主役
[8月14日]
14日水曜日から早速稽古を始めました。
留学生は日本語が出来ますが、茶道となると言葉も含めて彼らには特別になるため
8月中は前田も中山先生のヘルプで水曜日ですが教室に出向いています。
[8月13日]
今年で五年目になる中国人留学生の茶道体験を8月13日水曜日に行いました。
今年、来日した生徒は通常コース(大学3年生で来日)で15人。
去年卒業して進学のため再来日の2人が体験に来られました。
全員で昼食を取った後は、彼らの大先輩が濃茶のデモンストレーションです。
その後、去年一年間火曜日に稽古して、再来日の生徒に薄茶を点てて貰いました。
見学の後は愈々体験です。二班に分かれてお茶を点てる側と戴く側を交代で行いました。
苦いと言う声と美味しい声が入り乱れて、みんな笑顔です。
最後にお茶の歴史や茶室の話、利休の血統の三千家の事等説明しました。
利休については二年生の日本文化の中で勉強しているようですが、中国から生まれた
茶の文化「陸羽」等は勉強していないようで、これから稽古する中では取り上げねばと思った事でした。
「イー・アール・サン・(チェィズ)茄子」みんな良い顔で撮れました。
[6月7日]
6月1日は氷室を開けて氷を戴く日。宗家では7月5日の精中、圓能、無限忌で
虎屋の氷室を呈茶のお菓子とされるようですが、ひと足早く6月4日に戴きました。
昨年8月に中国人留学生の茶道体験した後に火曜日教室には3名の稽古申し込みがありました。
(先着3名しか受付していない)
彼女達は一年の留学を終えて、もうすぐ帰国します。
休まずに続けられた生徒には毎年浴衣と帯をプレゼントしていますので
着付けや畳み方も覚えて戴くため、浴衣で茶道稽古です。
昼の生徒も着物で来られる事が多く、和気藹藹と稽古されています。
[8月7日]
8月7日今年4回目となる中国湖南省各大学からの留学生茶道体験を行いました。
今年は原発事故の影響等もあり、例年の半数13名の来日で全員茶道体験をしました。
茶会の様子を見て戴いた後、二班に分かれてお互いにお茶を点て、召し上がって戴きました。
最後にスタッフを交えて質疑応答と感想を戴きました。
何故茶碗を回して飲むのか?
お菓子が綺麗で甘いが、食べた後のお茶が美味しい。
茶道体験後一年間稽古した先輩が帰国して、後輩に伝えているらしく、
今回も三人の稽古申し込みがありました。
僅かな出費と僅かな時間を惜しまず、こうして茶道の良さが伝えられ、
日中友好の一助になれたらと思います。
[1月31日]
1月31日火曜日は週末、金曜日に節分なので、この軸を掛けました。
花は乙女椿と木瓜を備前耳付花入に。
三月の茶会の席は台目席なので、このところ台目で稽古です。
茶会は薄茶席ですが、濃茶も稽古しています。
濃茶点前席の正客。連客は留学生。
お菓子は「おふく」
干菓子は打ち豆に見立てた五色豆と落雁です。
留学生に豆撒きの話をしたら、百歳の人も百個食べますか?の質問。
黄粉で食べましょうか・・・早くも黄粉グループに入りたい私でした。
金曜日は学校で豆撒きをするらしい。
[10月4日]
愈々名残の季節。今年も残り三カ月となりました。
八月から始めた留学生の盆略点前も様になってきました。
正座の文化の無い中国ですが、一碗のお茶を点てられるまで正座が出来るようになりました。
中置の点前は全く違う点前をしているようですとは本人の弁。
茶碗に茶を入れると茶杓を棗の上に置き、次は水指の蓋が開きませんね。
[8月17日]
普段稽古が出来ない悩みを抱えて、漸く夏休みになり、今日は朝から浴衣で頑張りました。
火曜クラス初登場・・・建水の位置出すぎ!
病み上がりのリハビリでもきちんと着物で稽古なさいます。
先生は・・・朝からの着物で背中はカチカチ山。すみません洋服に着替えさせて戴きます。
8月17日の床はガラス花入に「槿」を持参。教室に着いたら哀れな姿に!仕方なく近所の花屋で
調達しました。こういうのも「有」三田富子氏にあやかりました。
[7月27日]
7月最後の稽古日27日は松尾芭蕉の俳句を掛けてみました。
奥の細道から「羽黒山」の句です。旧暦だと今頃でしょうか?
俳句部の拡大。俳句もそうですが達筆にも憧れます。
炎暑の中、涼しげに着こなして来られました。
点前は「洗い茶巾」水屋できちんと茶巾を畳んでいるかが問われます。
菓子は佐賀名物の松露饅頭。
2日前の朝茶事の箸洗いが松露で、座がもりあがり、
帰路に偶然見つけて今日のお菓子となった次第です。
因みに点前の方が昔、佐賀に住まわれて居られたとか。
菓子籠はカンボジアの水上生活見学で求めたもの。
涼しさを感じて戴けたでしょうか。
[6月9日]
6月8日の床 「洗心」は身が引き締まる思いです。
紫陽花を真に入れるのは、前日から真っ直ぐ立てておきます。
お菓子は竹篭に笹を敷いて「鮎」を盛りました。
この篭は実は点心のお弁当の入れ物でした。
唐君は一年間の留学を終えて、今月中国へ帰国します。
約十ヵ月の稽古。一客に薄茶を点てるまで座れるようになり
柄杓の扱いも綺麗に出来ます。白の靴下は洗濯して忘れたそうです。
[6月1日]
小倉山二尊院の染筆に「紫陽花と未央柳」で6月を迎えました
今日から濃茶点前。茶杓のご銘は易いですが、歴代茶杓型見本を
使っての宗匠方お名前を覚えるのはちょっと大変。
お菓子は「わすれ傘」と「蛍」
因みに茶碗は「虹」でした。
梅雨の季節が近い事を感じて戴ければ・・・・
そうそう茶杓の銘は「青山(せいざん)」でした。
[5月18日]
基本の点前の形や順番は大事な事ですが、
先ず無心になって美味しいお茶を 差し上げる事・・・慧能禅師の教えるところです
[5月11日]
干菓子は上海万博で呈茶した時に使われたものと同じように あつらえました。
上は俵屋吉富の「貴船の彩り」
下は鶴屋吉信の有平「わらび」
万博では両方とも鶴屋吉信の干菓子でした。
呈茶の様子は裏千家ホームページや個人のホームページでご覧下さい。
火曜クラスの自称ベテラン君もお点前させて戴きました。(裏千家ホームページ掲載)
[3月30日]
初めて着物を着てお点前しました。
お客様の素敵!の声に思わずにっこり
床の花は八重山吹、貝母、藪椿・・・山吹が軸の方に靡くように入れるのですが
裏花になるので仕方なく・・・花を伐る時に枝を選ぶ大切さを教える良い機会でした。
軸は釈迦に関連の時節である事と「唐物」点前初めての人が居るために選ぶ。
[3月23日]
床は「喫茶去」の軸に花は「春曙光(はるしょっこう)」椿と伊予水木
今日は初めての初炭手前。最後に釜を掛けるところ
今日の菓子は「花みやび」茶碗も桜
初めての濃茶点前
今日の夜の教室は珍しく男子のみ。
花入れは一升徳利で花見の雰囲気を。
初めての濃茶点前を凝視!
写真で見るとちょっと怖い感じも。
でも濃茶を戴く前だからこの位で良いのかも。
[3月2日]
明日はひな祭りで床は雛の短冊。花は「光源氏」椿と三椏
「桧扇貝」の香合
[2010年2月]
2月二週目。火曜教室では初めての画賛です
菓子は「雪うさぎ」のつもりでしたが、何と暖かい日でしょう。
餡はずんだでした
薄茶器を面中次にして、棚は二本柱。今日は筒茶碗も勉強
覚える事がいっぱいです!一番好きな点前のポーズで
明日は節分。一年でこの日のための軸
打ち豆と到来の煎餅が鬼とお福でした
[2010年1月]
一月も三週目の稽古に入りました。
軸は初茶会は虎年に因み「龍・・虎・・」を使いましたが
先週から「寿」です。この御染筆は鐘の音で有名な蘇州寒山寺の和尚です。
紅梅と椿二種。梅が未だ寂しいので「阿吽」の姿で入れました。
留学生のお点前は薄茶の拝見を出すまで進み、気に入ったポーズは
茶碗を拭くところだそうです。決まっていますね!
ベテラン君は台天目の点前伝授。正式に三種のお菓子をお出ししました。
四ケ伝になるので写真は遠慮しました。
[2009年11月~12月]
十一月は炉開きでお汁粉をいただき、口切の後真行草の緒を結んだ壷を飾りました。
今日は三週目になるので、壷はそのままに、閑かに座って釜の煮え湯を聴くと言うテーマです。やがて外は時雨の音も聞こえてまいりましょう。
花は満天星つつじの照葉と白椿です。照葉が少し多いと思いますが、未だ紅葉狩りを楽しむ時季、それもありますが、命が惜しくて伐れないのです。
盆略点前を卒業し、炉の稽古二回目 座る位置の正確さには感心!
点前途中ですが、ちょっとこっち向いて。ハイパチリ!
お菓子は「京のせせらぎ」水に沈んだ紅葉が綺麗
ベテラン君は今年、炉で初めての濃茶。
柄杓の構えも堂々としています。流石ですね!
最近は授業のために、なかなかお稽古出来ない悩みも
貫禄と言うか存在感がありますね。なんか大うけしています。
手は組みましょうね・・・・あら~先生言って下さいな・・・・・ゴメンナサイ
12月の一週目。床は時雨の和歌です。ちょっと季節としては遅いかなぁと思いながら。
江戸時代大徳寺四三五世、黄梅院住持「大綱和尚」の短冊を軸にしました。
読めるかなぁ?・・・・四週目の午前中は短歌教室で詠み方を勉強しています。
花は満天星つつじの照葉と野路菊。時雨で葉が散った様子を感じて頂けたなら・・・
棗は時雨に合わせて、大宗匠お好みの「山里棗」です。蓋裏に紅葉の蒔絵があります。
[2009年9月~10月]
9月稽古最終日・・今日の床は月がテーマ
稽古四回目の新人を紹介します。なかなか姿勢が宜しい。
お菓子を頂戴します。
ベテランさんは更好棚で薄茶。
恥ずかしいから写真は蓋置の三つ兎を撮ってと。
短歌教室
毎週第4火曜日午前9時半から短歌教室を始めました。
第一回目7月28日は床に曾呂利の花入に野牡丹を一花挿し野牡丹の歌の詠み方を勉強しました。他には蓮月の軸の歌の詠み方を指導しました。
毎回、茶掛にされる和歌の詠みや歌の解釈を勉強したいと考えています。蓮月は待合の掛物等でよくみかけますので、暫くは蓮月の書に取り組みたいと思います。以降は不見斎の歌の師と言われる公家の書などを実物を見ながら勉強の予定です。
唱和の式や香付花月などでの即詠に対応するには普段の努力が必要です。又、かな文字を覚える事で、読む事や書く事にもなれると思います。一緒に勉強出来ればと思います。
茶道体験
8月11日(火)、中国人留学生12人が茶道体験をしました。
畳はいつ頃出来たか?茶の色は何でこんなに綺麗なのか?と質問攻めにあったり。
「和敬静寂」を教科書で習っている事に驚いたり。
掛物の滝の説明で「李白の詩」からと説明「望廬山瀑布」を一斉に唱和する場面も。