本会について

香川県内のコンクリートの点検・診断に関する技術者のネットワーク作りを主目的とした、香川県コンクリート診断士会を立ち上げました。2014年4月より準備会を組織し、2016年11月に実質的な本会が発足しました。現在30名強のメンバーで活動を実施しています。

香川県コンクリート診断士会のご案内

~設立の趣旨~

2016年10月

香川高等専門学校 准教授 林 和彦

橋梁の老朽化に伴う点検・診断・維持管理の重要性については言うまでもなく、皆様方におかれましては日々の業務を通じて取り組まれていることと存じます。

コンクリート診断技術者としての資質向上のためには、日々の業務を通じての研鑽や自己学習が必要ではありますが、様々な課題の解決のためには、計画、設計、材料、建設などの、多様な業種のコンクリート技術者と交流を深めることも有効と考えています。そこで、以下のとおり香川県コンクリート診断士会を設立することとしましたので、趣旨に賛同される方にはぜひ加入いただきたくお願い申し上げます。

2014年4月より、香川県内の学校、研究所、コンサルタント、建設、生コン、鉄道等に所属する10名のコンクリート技術者が定期的に会合し、技術的な意見交換や、お互いの現場を見学するなどの自己研鑽を行ってきました(以後、準備会と称します)。その結果、異業種のコンクリート技術者が集まることで各自の視野が広がり、異なる視点からアドバイスが得られるなど有益な活動を行うことができました。そこで、この活動を広げるためには香川県にもコンクリート診断士会を設立することが望ましいと決定しました。

香川県コンクリート診断士会の主要な目的は、ネットワークを構築し、そこから各自が必要なものを得るというものであり、ギブアンドテイクの精神を根底に考えています。よって、年会費を集めて年数回の外部有識者を招聘した大きな講演会を開催するだけの一方的な内容は全く考えておりません。コンクリートの安心・安全・長寿命化を目指すためには、産官学の立場からのバランスのとれた技術論を展開する必要があるため、それぞれが主体となって活動できることが必要と考えています。よって、特定の民間会社が事務局を運営することなく、あくまでも独立した技術者の集団としてこの会が機能することを第一に考えています。そのため現時点では、学が中心になって会を運営しています。規模が大きくなれば将来的には年会費を集めて運営をする必要がありますが、今回の設立の段階では、年会費はなしとし、仮に会場費等が必要となればその都度徴収し、資産を蓄積しないように運営をするように予定しています。

会の名称: 香川県コンクリート診断士会

会の目的: コンクリート構造物の計画、材料、建設、調査、診断、維持管理等に関わる技術者がネットワークを構築することで個々の資質の向上を図り、耐久性の高いインフラストラクチャーの整備を通じて公共の福祉に寄与することを目的とする。

活動内容:

  • 専門技術の共有を行うことを中心として、会員相互の技術研鑽を行う。

  • 技術者としての第三者的な立場として、技術支援を行う。

  • 前記を主要な活動内容とした上で、それ以外の内容は今後定める。

参加資格: 会の趣旨に賛同する技術者。日本コンクリート工学会のコンクリート診断士の所持者を想定して運営するが、資格の所持は必須としない。メールによる連絡ができることが必須である。

年会費: 会の運営に必要な年会費を将来的には徴収する予定であるが、当面は年会費を徴収しない。ただし個々の会合等の参加費の実費を徴収する。

ホームページ: https://sites.google.com/site/kagawaconcrete/

以上

会員数:

会員 36名、顧問 3名(2017年7月20日現在)

会員名簿(一部,許諾者のみ)

会員の所属:大学、高専、工業高校、公務員、鉄道、建設会社、コンサルタント、研究所、材料、混和剤、生コン

次回の会合予定:

こちらのページで案内しています。


※以後の定例会は、香川大学工学部(高松市林町)、香川高等専門学校高松キャンパス(高松市勅使町)、高松市内の貸し会議室等を利用します。開催日は、平日夜間や週末の午後などを組み合わせながら、特定の曜日に重ならないように配慮して実施予定です。

連絡先:

林 和彦(香川高等専門学校 建設環境工学科 准教授)(準備会事務局、当面の代表)