ジオパーク支援ワーキンググループ

ワーキンググループ設立の趣旨

現在,日本各地で地形や地質で貴重なもの(地質遺産)を保全し,それを教育や観光に活かしていこうというジオパークの取り組みが行われています.このジオパークにおいて,地形の保全の方法や地形をどうツーリズムに活かしていくのかは,主要な課題でありますが,そこに関わっている地形学者は必ずしも多くはありません.日本における地形学の学会である日本地形学連合において,地形の保全やその教育への活用といった課題は,今後議論を深めていくべき課題であります.そこで,ジオパークに関する事柄や地形の保全や教育といった内容について議論するワーキンググループを設立し,議論を深めていきます.

当面は,ジオパークの活動に対しての地形学者コミュニティーサイドからの支援等を進めていきたいと考えています.また,地形の保全,地形学教育,さらにそうした分野での地形学の社会への貢献といった領域にも議論を広げていければと考えております.(2015.10.10 第2回委員会にて設立を了承)

メンバー

    • 青木賢人(金沢大学人間社会研究域:白山手取川ジオパーク)
    • 小口千明(埼玉大学地圏科学研究センター)
    • 小岩直人(弘前大学教育学部:下北ジオパーク)
    • 小玉芳敬(鳥取大学地域学部:山陰海岸ジオパーク)
    • 宮城豊彦(東北学院大学教養学部:栗駒山麓ジオパーク)
    • 目代邦康(日本ジオサービス株式会社)
    • 藁谷哲也(日本大学文理学部)

ワーキンググループへの参加と活動内容

日本地形学連合会員で,各地のジオパーク活動に関わってられる方は,japangeomorphologicalunion@gmail.comまで,以下の事柄についてご連絡ください.[氏名,所属,関連のあるジオパーク登録用のメールアドレス]

関連活動

2017 JpGU-AGU Joint meeting 2017にて,Conservation of natural geosites and cultural heritages: weathering process and damage assessment セッション開催(コンビーナ 小口千明)

2018 JpGU2018にて,Conservation of geoparks, natural geosites and cultural heritage: weathering process and damage assessment セッション開催(コンビーナ 小口千明)

関連機関