(注) Windows環境での動作は当方にてWindows7および10にて確認しましたが、全ての環境での動作を保証するものではありません。予め御承知下さい。
また、本品を使用した際の不利益・不具合につきましては一切の責任を負いません。使用者ご自身の管理のもと、安全に充分注意して行って下さい。
プログラム作成(mbed.comの使い方)
www.mbed.com にてユーザー登録を行い、mbedオンラインコンパイラが使用できるように準備して下さい。
コンパイラ画面(右上)のプラットフォーム選択から「NUCLEO-F042K6」を選んで下さい。
main.cppにお好きなプログラムを書いて、コンパイルして下さい。コンパイルが成功するとbinファイルをダウンロードするダイアログが開きますので任意のフォルダに保存して下さい。
USBデバイスを作成する際はNorimasa Okamoto様作成のライブラリを自身のプロジェクトにインポートして下さい。(mbed標準ライブラリでは動作しません)
(注)mbedのUSBデバイスライブラリではテスト用のVendorID,ProductID(USBデバイスを識別するID)が記載されています。御自分でテストする以外の利用では正式にIDを取得して設定して下さい。
ソフトウェアのインストール(書き込み用)
ST micro electronics社のDfuSe Demoをインストールします。(最下段にダウンロードリンクがあります)
ダウンロードしたファイルを実行して画面の指示に従ってインストールします。
(注)ダウンロード時にはST micro electronics社にユーザー登録が必要となります。
事前に登録作業を済ませておいて下さい。
DFUモード用のドライバをインストールする際に時間を要する場合があります。
binファイルの変換(DFU File Managerの使い方)
DFU File Managerを起動します。
dfuファイルを作成しますので、最初の機能を選択して「OK」ボタンを押して下さい。
mbed.comからダウンロードしたbinファイルから変換するので「Multi BIN」ボタンを押して下さい。
ダウンロードしたbinファイルを選択して下さい。
binファイル(例:F042K6_led_blink.bin)を読み込んだら、Address欄に「08000000」を入力して下さい。(STM32F042のFLASHメモリは0800000番地から開始するためです)
次に「Add to list」ボタンを押して変換リストに追加し、「OK」ボタンを押して下さい。
Images欄に先ほど追加した内容が追加されているのを確認したら「Generate」ボタンを押して下さい。
変換後のdfuファイルの保存場所を聞いてきますので、ファイル名を指定して「保存」ボタンを押して下さい。(例:F042K6_led_blink.dfu)
dfuファイルへの変換が成功したらダイアログが表示されます。「OK」ボタンで次に進んで下さい。
DFU File Managerを終了するときは「Cancel」ボタンを押して下さい。
変換を続ける場合はImages欄の変換リストを選択して「Delete selected Image」ボタンを押して下さい。変換リストがクリアされますので、別のbinファイルを指定することができます。
dfuファイルの書き込み(DfuSe Demoの使い方)
DfuSe Demoを起動します。
プログラムを起動した段階ではマイコンモジュールはDFUモードでは認識されていません。
マイコンモジュールのスイッチ(BOOT)を押しながらUSBポートに挿し込んでください。(スイッチはクリック感があるまで押すこと。開発時はUSB延長ケーブルを使うと簡単です)
Avarable DFU Device欄がアクティブとなり、差し込んだマイコンモジュールがDFUデバイスとして認識されました。
書き込むプログラムを選択するため「Choose」ボタンを押して下さい。
ファイル選択ダイアログが開きますので、先ほど変換したdfuファイルを選択し、File欄に表示されていることを確認して下さい。
書き込み時に自動的に確認(ベリファイ)するように「Verify after download」にチェックを入れます。
準備が出来たら「Upgrade」ボタンを押します。
最終確認のダイアログが開きますので、「はい」ボタンを押して下さい。
プログレスバーに「successful」と表示されれば書き込み成功です。
「Leave DFU mode」ボタンを押すとDFUモードが解除されてマイコンモジュールがリセットされてプログラムが自動的に開始されます。
マイコンモジュールをUSBポートに挿し込み直しても同様の動作となります。(この時は本品のスイッチは押さないこと)