●ムハンマド・アリー朝の時代(1805-(-1953))
1834,金・銀・銅貨が発行される(para, qirsh, gineih)
●イギリス統治時代(1882-1922)
1916[1335], 10 piastres (qirsh) 銀貨,アラビア文字に加え、アルファベット表記が併記される.
1917年,穴あき白銅(銅ニッケル)貨のmilliem(maleeem)が導入される.
1917[1335], 10 milliemes (maleem) 白銅貨.
●エジプト王国の時代(1922-1953)
エジプト王国が独立し,コインに国王の肖像があしらわれるようになる.
1923[1346], 2 qirsh (piastres) 銀貨,フアード1世
1933,2+(1/2) qirsh (piastres) 銀貨,8角形→のちに6角形に(1944)
1938, 1 milliem,穴あき白銅貨,アラビア文字にアルファベットが併記
1943 縁取りが波型になっている10maleem(milliiem)銅貨
1944 6角形の2qirsh 銀貨(前述・上写真)
●エジプト共和国の時代(1953-58)(ナセル大統領:任1954-70)
以降,エジプトの名所(遺跡や建造物)をデザインしたコインが作られるようになる.
片面のデザインを変えたものなど発行され,種類が増加.
国章の入るものは、中央の盾に2つの星が確認できる.
●アラブ連合共和国の時代(1958-71)
エジプトとシリアが連合共和国の設立を宣言.
●エジプト・アラブ共和国の時代(1971-現在)
(サダト大統領:任1970-81,ムバラク大統領:任1981-2011)
国章のデザインが変わり、中央の盾から2つの星がなくなる.
2007年にクレオパトラがデザインの50 piastres と、ツタンカーメン王がデザインの1エジプト・ポンド(バイメタル)のコインが発行された.ただし、これと同額とそれ以下の額面の紙幣も流通している.
現在に至る.