B3-関連参考情報

◎MIT App Inventorの実用性を確認する!(2016-7-26)

MIT App Inventorの実用性を追求するため、下記の書籍で作成(Java : Android Studio)されている10題の例題の全てを、MIT App Inventorで作成しました!

書籍:作ればわかる! Androidプログラミング 第4版 SDK5/6 Android Studio対応 10の実践サンプルで学ぶAndroidアプリ開発入門 (Smart Mobile Developer)

作成報告はこちらです。→10-MIT_App_Inventor_apps.pdf

◎EddyStone beaconをJavaScriptで扱う(2016-3-30)

Eddystone Beaconを活用するために、シリーズで書いています。

過去の記事では、Eddystone beaconの信号を捕らえたりするエンジン部はJavaとしましたが、別の有力な開発環境としてJavaScriptを使うものもあります。そのうちで、最近有名になっているのが、Evothingsというものです。

iOSとAndroid端末の両方を同時に対象としています。私自身は、Javaの方が馴染みが深いのですが、JavaScriptを得意とする人は、このEvothingsをやってみる価値は大いにあると思います。Evothindsは、IoTアプリケーション開発のためにあるので、Eddystoneを扱うサンプルプログラム(JavaScriptで記述)もあり、すぐに試すことができます。

JavaによるAndroid Studioの環境などに比べ、以下のように違いがあります。

ただし、私の理解が違っていたらごめんなさい。(多分正しいと思いますが...)

(1)開発は、PCやMacで、Evothings Studioという環境でおこなう。

(2)iPhoneやAndroid端末には、EVOthings Viewerをインストールして(1)からプログラムをロードして実行させる。

(3)したがって、スマホでアプリを起動する場合には、Android Studioの環境(1)と繋ぐためにネット環境が必要。スマホ本体には、アプリは残らない。

(4)しかし、Android Studioの環境をWebサーバにおけば、PCやMacがそばにある必要はない。

(5)さらに、Cordovaというソフトでプログラムをビルドすれば独立アプリとすることもできる。つまり、他人に渡したりもできる。手順はちょっと面倒だが。

以下の図は、簡単な実行例です。

こちらはPC(Mac)側の画面で、EddystoneのスキャンのためのJavaScriptプログラムの編集とスマホへのロードです。

こちらはAndroid端末画面です。すぐに、3つのEddystoneビーコン(URL frame)を発見しています。

◎EddyStone beaconを活用するために(2016-3-28)

以前の記事に示したEddystone Beaconですが、卒研などで自分の問題の解法の参考にしてもらうことを想定して、実験した結果を簡単に示します。

この実験例では、Eddystone-URL信号を受信(receive)したり、発信(advertise)したり、SQLデータベースへ接続するなどのエンジン部は、JavaやPHPで書かれたサンプルプログラムを利用します。そして、それらを使ってひとつのアプリケーションとして纏める(デザインする)ために、MIT App Inventorを使っているところに特徴があります。

基本機能は以下のとおりです。

  • 近接のEddystone-URLの信号をすべて検知し、リスト表示する。

  • Getボタンを押すと、最近接のurl信号のwebページが表示される。

  • そのurlが時刻とともに、SQLiteデータベースへ自動格納される。

  • Advertiseボタンを押すと、自分がEddystoneとなり、このurlをadvertise(放送)する。

  • 確認のため、もうひとつの別のAndroid端末でこのadvertiseを受信して、そのurlのwebページを表示する。

  • 以上を、MIT App Inventorにより複数画面(スクリーン)のアプリケーションとした。

◎EddyStoneというビーコン(2016-1-14)

BLE(Bluetooth Low Energy)に基づくビーコンは IoT、フィジカルWebを構成する基本要素となっているようです。

i-Androidの会でも、NTTの方にこの関係の講演もしていただきました。

NTT-docomo石川氏講演.pdf

半年ほど前(2015年7月ころ)、GoogleからEddystoneというビーコンが発表されました。これまでのApple社のiBeacon仕様と比較して、最大のウリは、「ビーコン自身がurlを発信できる」です。すでに、Eddystone資料のビーコンが国内でも発売されています。さっそく、試してみました。

戦略なのでしょうか。Googleはまず、AppleのiPhone(iOS)用のChromeブラウザがこのEddystoneビーコン信号を受信できるようにしました。すなわち、iPhoneが、特別なソフトをインストールすることなく、Eddystoneのクライアントになれること示しました。もちろん、Androidでは、javaでEddystoneビーコンに設定したり、発信信号を受信して様々なアプリを開発できるようにしました。今後の多様なアプリ開発を促すものです。