2018年度のキャンパスソーシャルワークネットワークの全国研修会が開かれました。当日の様子を、多摩美術大学上野毛キャンパスのCSWである前田さんがまとめてくださいましたので、ご厚意により掲載致します。
NPO法人人身取引被害者サポートセンター ライトハウス 藤原志帆子 氏
(ライトハウスwebページ https://lhj.jp/)
ライトハウス 藤原さん
女子美術大学 長さん
明治学院大学 冨岡さん
○話題提供者
「精神および/または発達障害を有する/疑う学生の同行と合理的配慮におけるCSWの役割」
女子美術大学 長チノリ氏
CSW、カウンセラーがそれぞれの専門性を生かして学内で連携するための「つなぎ」の役割をCSWが果たしていることについての考察が紹介された。
「障がい学生の合理的配慮に関する取り組み」
明治学院大学 冨岡美紀子氏
学生サポートセンターによる学生のサポートについて、入学決定後の大学への移行サポートから社会への移行サポートまでの流れについて、事例をもとに紹介があった。
○グループディスカッション
参加者同士で各大学の事例について紹介し、支援体制の様子について情報交換を行った。参加したグループでは「学内連携の難しさ(大学内でCSWについての理解が深まらないと学内で連携するのが難しい)」「大学独特の文化を理解するために時間がかかる」「前任者からの引継ぎがないままの支援の難しさ」等について話し合われた。
○調査協力の依頼
参加者より、2件のアンケートの依頼(「CSWの業務について(CSWむけ)」、「合理的配慮学生の支援ツール開発(学生向け)」)があり、今後CSWネットワークのメーリングリスト等でフォーマットが示され、参加者が任意で回答に協力することになった。
約20名が参加し、日ごろの業務の悩みや学内の連携状況などの個別事例について情報交換をおこなった。
グループディスカッション風景⓵
グループディスカッション風景②
最後に会食もありました