調布市街づくり講演会「安藤忠雄-調布に可能性はあるか-」聴講記録

調布市街づくり講演会「安藤忠雄-調布に可能性はあるか」聴講記録

調布市では、現在、京王線連続立体交差事業と一体となった中心市街地の街づくりを進めているとのこと。

今回の建築家:安藤忠雄先生の講演会は、この街づくりへの市民参加の促進を図ることを目的として開催された。

講演内容の要旨については、同氏がこれまでに手掛けてこられた数々のプロジェクトの紹介、市民参加を踏まえた街づくりの取り組み、京王線の地中化に伴い実施予定の「調布駅」「布田駅」「国領駅」三駅の、駅前広場の整備計画(案)などについてであった。

“駅広”計画の設計コンセプトに、ニューヨーク/マンハッタンの新名所「ハイライン」を空中散歩するように、この駅間を繋いだら面白いのではとの提案をされていた。

また、同氏のプライベート活動として、先の東日本大震災における震災遺児・孤児のための育英資金を設立され、今後10年間で、約38億円の寄付を得られる見込みになったと語っておられた。

日本もまだまだ捨てたもんじゃない!(^^)!

○ 開催日:平成24年11月8日(木) 午後7時から午後8時30分まで(※午後6時30分から開場)

○ 会場:調布市グリーンホール 大ホール

講演会当日、安藤忠雄先生の著書の販売があり、加えて、先生のサイン会も開催された。

かな~り昔であるが、先生の作品展がGAキャラリーで開催され、その場に偶然先生がおられて、サインをいただいたことがある。

だだ、この時は、「今サインを始めたら収集がつかなくなりそうだから…」と傍にいた所員に命じて、先生のスケッチが描かれたポスト・カードに、予め

先生がサイン済みのものがあり、それを頂戴した。(宝物です!(^^)!)

私の知る限り、先生の講演会は、何度も拝聴しているが、出版記念講演でもないかぎり、サイン会があった記憶はない。

今回のサイン会の理由について、講演会が始まって分かった。

この著書の印税を震災遺児・孤児のための育英資金に寄付されるのだと。

そのためには、一冊でも多くの著書が売れることが重要であり、であれば、先生が自らサインをされれば当然売り上げはあがるはず。

私はシンプルに先生にサインしていただきたくて、幸いうちの本棚に無かった一冊(写真:左上)を選んでお願したが、結果、育英資金にも繋がることになり、ダブルで嬉しかった(*^^)v

※先日、11/30(金)日テレの「アナザー・スカイ」と言う番組を観ていたら、偶然にもゲストが安藤先生であった(^o^)

先生のアナザー・スカイは“ニューヨーク”。若いころに世界を旅した“終着駅”がニューヨークであったとのこと。

アメリカ国内をクライアントが用意したヘリで移動。世界でも屈指の建築家でありながら、このバイタリティーはどこからくるのだろう(^_^;)

(エレベーターも使うな!といってましたね~。そういえば、先生の「大淀のアトリエ」も、地上5階、地下2階ですが、やはりエレベーター無いですもん。)

その番組の中で、行く先々で「サイン会」のシーンが沢山ありました。

「サイン会」は、海外では当たり前のことでしょうが、前述のためにが一番大きいのではないかと思います。

勤務先の私の部署も5階です。

メタボ解消のためにも、歩くしかないな~(~_~;)