(A)海洋マントルの進化過程
海に浮かぶ小さな島でのフィールド調査や、海での航研究海で得られるマントルかんらん岩を用いる研究を実施している。ナノ〜マイクロメートルスケール解析を行うことで、白金族鉱物(PGM)がどういう鉱物なのか明らかにする。さらに、強親鉄性元素(HSE)組成も分析することで,、地球の進化過程解明に迫る。
近年では、マントルや核も含めた炭素貯蔵庫としての役割に注目が集まっている。当研究室では、物質を用いてマントルの炭素貯蔵の役割を明らかにする挑戦を行なっている:日本経済新聞での発表
(B)海底下熱水活動の化学的実体
オフィオライト(陸上に存在する海洋地殻ーマントルの化石)調査や海洋での航海で得られる熱水変質した岩石を用いる研究.マイクロメートルスケールの水のカプセル(流体包有物)の解析を行うことで,その化学的特徴を明らかにする.それにより,どのような元素がどのような条件下で動くのか明らかにする.