【概要】調査地・・・琉球大学与那フィールド,手法・・・樹高計測を軸とした毎木調査と各種フラックス観測
沖縄島の北部地域は“やんばる”と呼ばれ、亜熱帯常緑広葉樹林が広がっています。中国などアジア大陸に成立する亜熱帯林とは異なり、本地域の亜熱帯林は年間を通して湿潤で、かつ海洋性気候下という世界的に希少な気候条件のもとに成立しています。ここの森林生態系は、どのように維持され、生態系機能を発揮しているのでしょうか?この問いに答えるため、琉球大学与那フィールド内の微気象観測プロット(0.25 ha)において、植生動態と水・熱・物質動態を観測しています。
【関連する金銭的支援】
2026~2030: 沖縄の亜熱帯林における攪乱依存型物質循環システムの解明(JSPS-KAKENHI・基盤B・分担)
2013-2016: 公益財団法人樫山奨学金財団 ※一部の研究に取り組んだ大学・学部生在学時の生活費支援
【概要】調査地・・・沖縄県西表島&海外,手法・・・地形測量と毎木調査
作成中・・・
【関連する金銭的支援】
2026~2029: マングローブ林における枯死木を介した炭素・窒素・リン動態と材食者の役割(JSPS-KAKENHI・若手研究・代表)【成果】
2013-2016: 公益財団法人ネグロス育英会 ※一部の研究に取り組んだ高等学校在校時の旅費支援
【概要】調査地:日本全国の森林,手法:市民調査ベースの植生&土壌調査
シカの増加と生態系の荒廃は日本全国で生じています。そこで注目されるのが、シカが入れない柵(防鹿柵 [ぼうろくさく] )の設置による保全です。防鹿柵による保全は確実性が高く、多くの場所で官民協働により設置が進んでいます。しかし、防鹿柵の設置方法や、防鹿柵による保全効果の有無や程度は場所によって異なっており、どのような設置方法・場所でどのような効果があるのかという一般ルールはわかっていません。これらは、広域的かつ効率的なシカ対策を推し進めるうえでの障害になっています。この問題に立ち向かうため、全国の生態系における防鹿柵の保全効果の検証という市民参加型プロジェクトを立ち上げました。全国の防鹿柵の内外で比較調査を行うことで、防鹿柵の効率的な設置方法とその保全効果を定量的に把握します。具体的には、参加者に調査道具一式をお送りし、土壌サンプルの採取や植生調査等を行って頂きます。採取したサンプルや調査結果をプロジェクトメンバーで分析・解析し、調査して頂いた生態系が現在どのような状況か、そして柵の設置による保全効果がどの程度あるのかを明らかにします。このプロジェクトでは全国スケールでの防鹿柵の知見収集を行う他、シカ問題に取り組む方々の情報交換のきっかけを作り、今後のさらなる対策へ向けたネットワーク構築も目指します。
【関連する金銭的支援】
2025: 人とシカが共生できる社会へ!市民科学で防鹿柵の効果を見える化する (クラウドファンディング・代表)と関連する個人寄付金【ファンディングサイト】【成果】
【概要】調査地・・・日本全国の森林,手法・・・根の地上部露出程度、樹木年輪、土壌特性の計測
雨水に伴い土壌が削剥して生じる土壌侵食は、これまで日本の森林では稀な現象として捉えられてきました。林床が下層植生や枯葉・枯枝で覆われることで、雨滴衝撃を和らげ、土壌の浸透性を向上させているためです。しかし近年、シカの増加や車両走行(林業機械やモトクロスバイク)等、人工林の管理放棄など、様々な環境変動によって下層植生や枯葉・枯枝層が減少し、土壌侵食が様々な場所で生じています。さらに、こうした変化が起きずとも、気候変動に伴う豪雨の頻繁化によって、土壌侵食リスクが増大しています。土壌侵食が深刻な場所では、樹木の根系が地上部に露出しています。本研究では、この露出した根(露出根)を土壌侵食の指標として活用し、侵食が樹木成長に与える影響や、土壌の健全性指標に与える影響を調べています。初期の研究を九州大学宮崎演習林で実施し、現在はその知見の一般性を知るために、京都大学芦生研究林など複数の森林を利用させて頂き、計測を行っています。
【関連する金銭的支援】
【概要】調査地・・・九州大学宮崎演習林,手法・・・炭素蓄積と収支全体のボトムアップ計測
日本では1980年以降、増えすぎたシカによる植生採食が深刻化しています。森林の林床に生育する植物(下層植生)が急速に消失しています。下層植生の消失は稚樹(樹木の子供)の消失も意味しますので、これが長期化することで、森林が裸地化したり不嗜好性植物の群落に置き換わってしまう等、森の姿が従前とは異なる状態になっています。同時に、林床が荒廃するため、こうした植生改変は雨水による土壌の削剥(土壌侵食)を加速させます。これは降水量が3000 mを超えるような山岳地で顕著です。このようなシカによる植生改変と続く土壌侵食は、森林にどのような影響を与えるのでしょうか?この問いに答えるため、森林が炭素を吸収し生態系内に蓄える炭素貯留機能を指標に、影響評価を行っています。具体的には、九州大学宮崎演習林内に複数のモニタリングプロットを設置し、プロット内に存在する有機物の生産量・現存量・分解量、並びに土壌侵食量を計測しています。
【関連する金銭的支援】
2022~2025: シカによる植生構造の変化が炭素固定機能に与える影響の定量評価(JSPS-KAKENHI・特別研究員奨励費・代表)【成果】
【概要】調査地・・・九州大学福岡演習林,手法・・・炭素蓄積と収支全体のボトムアップ計測
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【関連する金銭的支援】
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