はじめて相談を行う際には、初回相談の予約をします。初回相談において、学生本人から困っていることや必要な支援を申し出ることで支援がスタートします。初回相談は本HPよりフォームで申し込みできます。なお、初回相談の時点で必要な支援の内容(提供してほしい合理的配慮)がはっきりしているのであれば、合理的配慮申請書を提出することもできます。合理的配慮申請の提出に際して、配慮の提供の根拠となる書類の提出が必要となります。配慮の提供の根拠となる書類としては、医師の診断書、障害者手帳、カウンセラーなど専門家の所見、これまでに受けたことのある支援等を説明する文書などがあります。
保証人などの学生本人以外の方が相談を希望する場合には別ページ(受験生の方へ)の手順にて、お問い合わせください。
ステップ1:合理的配慮内容の決定
学生は必要な合理的配慮の提供を申請の上、大学(学部)と協議し、合意を得ることで、合理的配慮の提供を受けることができます。この時、学生からは合理的配慮の内容の聞き取りと相談を行い、大学(学部)に対して適切な合理的配慮提供の合意が得られるよう説明をし、障害学生支援室が学生と大学(学部)の間の仲介を行います。
ステップ2:合理的配慮の提供
学生と大学(学部)の間で提供する合理的配慮の合意が得られたら、次は実際に合理的配慮を提供する段階になります。しかし、大学で活動する上で、合理的配慮を提供する提供者は場面により異なります。例えば、授業中であれば、担当の教員が合理的配慮の提供を行います。一方、キャンパスにおける移動に関する支援であれば、学生総合支援部や総務部などの職員が関係します。障害学生支援室では、合理的配慮を適切に提供できるよう、内容に応じて、適切に配慮が提供できるよう関係部署や教員などの配慮提供者への支援も行っています。
初回相談の予約:
障害学生支援室に相談の予約をする。
初回相談
困っていることや不安について相談し、必要なら合理的配慮の申請について案内を受ける。
合理的配慮の申請と面談:
配慮を申請し、内容と必要な根拠書類を確認するための面談を行う。
合理的配慮案の協議:
大学側(学部)が申請内容を基に、合理的配慮案を検討・決定する。
提案と建設的対話:
大学から学生に合理的配慮案を提案し、合意が得られるまでやり取りを続ける。
合意形成:
学生と大学が合意した内容を書面化する。
教員への依頼:
学部が履修科目担当教員に合理的配慮の提供を依頼する。
合理的配慮の提供の準備と開始:
担当教員が必要な準備を行い、合理的配慮の提供が始まる。
※申請から合理的配慮の提供まで1ヶ月ほどかかります。早めに申請をしましょう。
※申請するか迷っている場合には、初回相談で相談できますので、まずは初回相談を申込ください。
※合理的配慮の申請から提供までのおおまかな流れを示した図です。
学生の特性や状況により適切な配慮は異なりますが、参考として配慮の例を例示します。
例1: 読みの苦手さがある学生に対して、音声読み上げが利用できるよう「紙の資料や配布物のデジタルデータの提供」の配慮
例2: 羞明(まぶしさ)も含む見えにくさがある学生に対して、教室において「照明の調整」や「照明の影響が小さい座席の確保」の配慮
例3: 自閉症スペクトラム症傾向があり、複数名でのコミュニケーションの苦手さのある学生に対して、グループワークで発言し、参加できるよう「発言のタイミングとなる声かけ」の配慮
実際に提供した配慮の事例を実績として公開していますので、そちらも参考にしてください。 リンク:横浜商科大学における合理的配慮の実績
障害学生支援室への相談を依頼する方法は以下の2つがあります。なお、(1)フォームでの相談依頼を推奨しています。
(1)下記googleフォームにて、相談依頼をする
※商大IDでのログイン必須(学生からの申し出となります)
(2)メールで相談の意思を伝える。
連絡先:osd▲shodai.ac.jp※▲を@(アットマーク)に置き換えてください。
メールにて、対面、オンラインのいずれかの相談希望をお知らせください。対面の場合、障害学生支援室で面談を行います。
場所:
横浜商科大学つるみキャンパス 2号館 1階 障害学生支援室
開室日・時間:
火曜日・水曜日・金曜日 10時から17時
※臨時閉室がありますので、HPトップページの開室カレンダーを参照ください。