医者じゃなくたって、病気を研究できるんだよ。

分子細胞毒性研究室

(矢嶋伊知朗研究室)

MCT-Lab.

芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科


医者は目指さないけど、ヒトの病気を研究したい若い人たちへ。

私は医者ではありません。

医者を目指したこともありません。

そもそも、研究者になろうと思ったときも、病気に関する研究をしようと思っていませんでした。

でも今、私が立ち上げた研究室では、主に「ヒトの病気」を研究し、予防や治療に役立てられるよう、日々努力しています。

自分が医者じゃなくたって、医学部にいなくたって、いくらでもヒトの病気の研究はできるんです。

医者にはならない(なりたくない、なれない)けど、ヒトの病気のことをもっと知りたい。

ヒトが病気にならないように、あるいは病気が治るようになにか貢献したい。

そんな方々は、是非うちにいらっしゃい。

きっと、なにかが見つかると思います。

主宰:矢嶋 伊知朗(Ichiro YAJIMA)

TOPICS

祝・卒業!

2024.03.18 学部4年生10名、修士2年生2名が全員無事卒業し、学位授与式が実施されました。みんな一生懸命頑張りました!!

ありがとう!!そしておめでとうございます!

2024.02.15 修士2年生2名の修論発表会が実施されました。ここまで頑張ってくれました。お疲れさまでした!

2024.01.30 学部4年生10名の総合研究II(卒論発表会)が実施されました。みんなそれぞれの研究を最後まで一生懸命頑張ってくれました。お疲れさまでした!!


名古屋大学 大学院医学系研究科との共同研究により、ヒ素誘導性発がんにおける活性化型ビタミンD (Calcitriol)による抑制効果を発見し、その成果が国際誌American Journal of Cancer Researchに掲載されました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36504884/

ニュースサイト記事(英語)

https://www.eurekalert.org/news-releases/974563

ニュースサイト記事(芝浦工業大学内サイト)(英語)

https://www.shibaura-it.ac.jp/en/news/nid00002871.html

研究の目的

地球上に住むあらゆる生命は「環境」に囲まれて生きています。例外はありません。

「環境」には様々な「因子」が含まれ、常に生命体はそれら「環境因子」にさらされています。

ヒトを含めた生命が環境因子に曝露されたとき、様々な反応が起こります。

その中でも最も重大な反応は「疾患」の発症です。

環境因子が誘発する疾患を研究し、そのメカニズムを解明すること。

それによって、少しでも予防や治療などの医療に役立てること。

これが分子細胞毒性研究室(MCT-Lab.)が目指す未来です。

MCT-Lab.では、生命科学や生物学、毒性学や生命医学の知識と技術で様々な研究を行っています。


皮膚を研究し、がんを研究し、環境を研究する。

分子細胞毒性研究室では、皮膚科学・腫瘍学・毒性学(環境毒性学)を中心に研究を行っています。

【皮膚科学研究】

皮膚の構造や機能を解析する手法を用いて、紫外線によって誘発されるシミ・そばかす・シワなどの美容的観点からの健康問題を解決するための研究を行っています。

また、皮膚に発症する様々な「がん」(メラノーマ、扁平上皮がん、基底細胞がんなど)が発症するメカニズムを解明するとともに、予防薬、治療薬の開発を行っています。

【腫瘍学研究】

皮膚がんを中心に、肺がんや肝臓がんなどのいわゆる内臓がんの研究も挑戦しています。特に既存の抗がん剤が効かなくなった【薬剤耐性細胞】による再発や副作用の防止を目指して研究を行っています。

毒性学(環境毒性学)】

最後の紹介になりましたが、結局の所この宇宙に存在するあらゆる生命は、【環境】という存在から逃げるのは不可能です。環境がある限り、そこに存在するあらゆる存在(紫外線、騒音、化学物質など)が我々に襲いかかってきます。

紫外線は最も身近な【環境因子】の一つであり、特に皮膚に様々な影響を与えます。美容でも、病気でも、この環境因子という存在を無視して語ることはできません。

また、世界中で2億人以上がその影響を受けていると言われる【ヒ素汚染】は重大な環境健康問題の一つです。ヒ素という毒が飲水に恒久的に含まれており、それらを長期的に飲用することで皮膚がんを含む様々ながんや、神経疾患、糖尿病など様々な病気を発症します。

このような紫外線やヒ素などの環境因子が引き起こす健康問題を研究し、予防や治療に役立てることを目標としています。

各研究の詳細は以下のリンクから御覧ください。

Logs

2023.02.09 修士2年生の修論発表会が実施されました。2年間の総決算、全員立派に発表できました。お疲れさまでした!

2023.01.31 学部4年生の総合研究II(卒論発表会)が実施されました。みんな、とても立派に発表できました!お疲れさまでした!

2022.07.23     幕張にて、第45回分子生物学会年会が開催されました。ラボのM1大学院生2名がポスター発表を行いました。沢山の参加者と色々ディスカッションができたようです。お疲れさまでした!

2022.07.23     4年生が総合研究I発表会(中間発表)を行いました。みなさん立派に発表できました。お疲れさまでした!

名古屋大学 大学院医学系研究科との共同研究により、ヒ素誘導性発がんにおける活性化型ビタミンD (Calcitriol)による抑制効果を発見し、その成果が国際誌American Journal of Cancer Researchに掲載されました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36504884/

ニュースサイト記事(英語)

https://www.eurekalert.org/news-releases/974563

ニュースサイト記事(芝浦工業大学内サイト)(英語)

https://www.shibaura-it.ac.jp/en/news/nid00002871.html

2022.02.23 SEATUC国際シンポジウム2022:茂福亮太君がInnovative Poster Award Gold Medalを受賞!!

2022.02.23 SEATUC国際シンポジウム2022:十合萌香さんがInnovative Poster Award Silver Medalを受賞!!

2022.01.28     卒業研究発表会でラボメンが全員発表を終えました。みなさん立派に発表をこなしていました。よく頑張りました!しみじみ・・・。

2022.01.25     4年生全員が無事卒業論文の提出を終えました。みなさんお疲れさまでした!!

2022.01.00 キュリー研究所(フランス)との共同研究により、メラノサイトの分化における新たなメカニズムを発見し、その成果が国際誌Developmentに掲載されました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34878101/

2021.12.04     学会発表に引き続き、M1大学院生は中間発表がありました。学会発表に比べれば余裕・・・?お疲れさまでした!

2021.12.01~2021.12.03

横浜にて、第44回分子生物学会年会が開催されました。ラボのM1大学院生4人全員がポスター発表を行いました。全員よく頑張りました!発表時間帯は引きも切らずの大忙しだったようで、大人気でした!

2021.07.24     学部4年生の中間発表が行われ、ラボメンバー全員無事発表が完了しました。よく頑張りました!

2021.04.01     また新しい年度が始まりました。新しいメンバーも加わって、1年頑張りましょう!

2021.02.08-09  卒業研究発表会が実施されました。4年生の皆さん、非常に良い発表でした。本当にお疲れさまでした! 

2021.02.05     卒業論文の提出が締め切られました。ラボメンバー全員提出できました。お疲れさまでした!

2020.08.08     学部4年生の中間発表会が行われました。全てZOOMによるオンライン発表でした。皆さん立派に発表できました。お疲れさまでした!!

2020.06.01     本日より、学生が条件付きですが研究室に来ることができるようになりました。早く全てがいつもの日常に戻ることを願っています・・・。

2020.04.01     研究室が2年目を迎えました。

2020.03.18     卒業式は中止になりましたが、研究室ごとの卒業証書授与式を実施しました。みんな、卒業おめでとう!

2020.02.08     4年生の総合研究発表(卒業研究発表)が終わりました。みんなよく頑張った!!

2020.02.06     4年生の総合研究論文(卒業論文)が提出されました。明日から発表会!頑張って!!

2019.11.09     4年生のポスター発表が行われました。お疲れさんでした!!

2019.07.27-28   オープンキャンパスin大宮が行われました。沢山の方々に研究室の研究内容などをお伝えすることができました。ラボの皆さん、ありがとうございました。

2019.07.20    4年生の中間発表が無事終了しました。お疲れさんでした!

2019.06.28    科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽)の内定通知をいただきました。

2019.04.01    分子細胞毒性研究室をオープンしました。

2019.04.01    芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科に着任しました。