【終了】檀信徒カルテ研究所主宰
2021年7月6日
「必要とされるお寺」が取り組む
檀信徒カルテ実践講座
~永代供養墓編~
~永代供養墓編~
開催概要
日 時 : 7月6日(火・友引前) 17時~18時
開催方法 : Zoomを利用したオンラインセミナー
参加費 : 無料
講 師 : 池邊文香氏(檀信徒カルテ研究所主宰・せいざん株式会社取締役)
定 員 : 10名
主 催 : 檀信徒カルテ研究所(せいざん株式会社)
10年間試行錯誤した結果「必要とされるお寺」になるには「カルテ」が必要でした。
檀信徒カルテ研究所を運営するせいざん株式会社はお寺の中で納骨堂の販売管理を10年間担ってまりました。結果から申し上げますと、檀信徒から1日平均3件連絡があり、法要依頼率が80%となり、日々「ありがとう」という言葉をいただけるお寺になりました。
東京の都心にあるものの、逆に近隣にお住まいの方が少なく、宗派としては少数派で、檀家数もごく一般的な町のお寺です。納骨堂を始める前は、お寺の境内にある寺院墓地のみで、ほとんどの方が檀家。ご新規の方ご縁はめったにない状況でした。
屋内納骨堂の販売を始めた当初は、お寺と納骨堂契約者の関係を密にしたいという想いから納骨堂を契約する場合は「檀家になること」を条件としていました。しかし、その条件を嫌がる方が圧倒的に多く、新しいご縁は半年以上増えず、悩んだ結果、しぶしぶ「檀家になる」条件は撤廃。
当時は
檀家にならない=付き合いが希薄になる=法要依頼も少ない
と予想していました。
契約数は増えるものの、後のご供養が続かないのではないか?
とお寺の方も私達も懐疑的でした。
しかしながら、日々問合せを頂く方々、見学にお越しになる方々、納骨壇を契約された方々とのやり取りを記録し、「檀信徒のカルテ」を作成してこの「檀信徒カルテ」をもとにコミュニケーションを細やかに行った結果、たくさんの檀信徒さんのお役に立てるお寺となりました。
「檀信徒のカルテ」作成の際には、記録の仕方や共有方法も自分たちで考えながらスムーズなコミュニケーションが取れるようノウハウを蓄積してきました。もちろん、肝心のコミュニケーションも試行錯誤しながら、いかに「信頼・安心していただけるか?」「仏様、ご先祖様に手を合わせる機会を増やしていくか?」を模索しました。
こうして10年間、「檀信徒カルテ」をこつこつと記録してきた結果、回忌法要を迎える方の80%以上が法要を依頼してくださるようになりました。
この時は「こんなに法要の依頼があるとは・・・」とお寺の方が驚いていました。
ご法要の他にも葬儀・戒名授与・追善供養といった法務ご依頼をいただけるようになりました。また、法務だけではなく、「娘が結婚した」「孫が大学に受かった」といった近況報告から「自分になにかあったらどうしたら・・・」「介護施設に入ることになったからもしものことを相談したい」といった終活相談までさまざまなご連絡をいただきます。
得たご縁をカルテ化することで、次に檀信徒の方にお会いした時に前回の記録を元に円滑で思いやりあるコミュニケーションをとり、少しづつ信頼関係を築いていく。
そうすることで、現代においても「必要とされるお寺」になることが可能だと日々実感しています。
こうした「1人1人のご縁を大切にする」ことに共感くださるお寺のみなさまと「檀信徒カルテ」のノウハウを共有・研究し、よりより寺院活動のお役に立つことを願って、檀信徒カルテの研究所を立ち上げました。
今回のセミナーでは「永代供養墓」をテーマにした檀信徒カルテの実践講座を開催します。
「永代供養墓」を検討している方。「永代供養墓」を契約した方。
それぞれの檀信徒カルテの記載の仕方、のコミィニケーションなど実践の「コツ」についてお伝えしつつ、みなさまと考えていきたいと思います。