テーマ : 「コロナ禍のなか、寺檀関係をいかに深めるか」
日 時 : 2021年6月18日(金・友引前日) 15時半~17時
開催方法 : Zoomを利用したオンラインセミナー
参加費 : 無料
講 師 : 池邊文香氏(せいざん株式会社取締役)
司 会 : 小川有閑氏(大正大学地域構想研究所・BSR推進センター主幹研究員)
定 員 : 30名
主 催 : 大正大学地域構想研究所BSR推進センター 地域寺院倶楽部
☆参加資格
①地域寺院倶楽部の会員、②会員の紹介の寺院関係者、③入会の意思のある寺院関係者
地域寺院倶楽部についてはこちら→ https://chikouken.org/project/bsr/
申込方法 :6月15日までに申込フォーム
https://forms.gle/x9rw54B4z5a5HkERA
からお申込みください。
「コロナ禍のなか、寺檀関係をいかに深めるか」のご案内
昨今、多死社会・人口減少社会を見据えた寺院の経営戦略の一つとして、永代供養墓や納骨堂、樹木葬などを通じた檀信徒の新規獲得策が様々な事業者によって立案されてきました。しかし、設備投資等の支出もばかにならず、投資をしたからといって想定通りのご縁が得られるとも限らず、新事業で檀信徒を増やすことはたやすいことではありません。新規獲得事業を否定するものではありませんが、まずは既存の檀信徒との関係強化が寺院運営の安定化の必須要件でありましょう。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大は、寺院運営に大きな影響を与えています。檀信徒を集めて行う定期法要は中止や無参拝、時間短縮等の対応をとらざるをえず、年忌法要も中止・延期や参列者数の減少が顕著となっています。その結果、檀信徒との直接交流の機会が激減し、檀信徒との心の距離が離れてしまうのではないかと不安を感じている御寺院は少なくありません。昨年の12月に実施しました「寺院における新型コロナウイルスによる影響とその対応に関する調査」においても、寺院収入の減少、信仰の不継承・寺離れを心配する回答は、過半数を超えていました。
はたして、新型コロナウイルスは寺檀関係を希薄化させ、寺院運営に暗雲を立ち込めさせるのでしょうか。そして、私たちは手をこまねいて立ちすくむしかないのでしょうか。
今回、地域で地道な活動をされている会員のみなさまと、上記の課題をともに考える機会として、オンラインセミナーを開催いたします。講師には、檀信徒の記録を住職・寺族で共有・更新するためのクラウド型寺務台帳を開発された池邊文香氏をお招きし、開発の経緯やそこに込められた思い、コロナ禍でも収入が減少しなかった寺院の事例などをお話いただきます。
ご多忙のことと存じますが、ご参加をお待ち申し上げます。
大正大学地域構想研究所・BSR推進センター
bsr_lab@mail.tais.ac.jp