我々OECU Solar Team Ku-Onは、11月1日に開催された2025白浜ECO-CAR CHALLENGE に参加しました!
チーム名 : OECU Solar Team Ku-On
参加メンバー 4回生1人 3回生5人 2回生3人 1回生5人 計14人
ドライバー : 3人 (機械班2人、電装班1人)
機械班 : 6人
電装班 : 3人
プログラム班: 5人
今回参加した大会について
2025白浜ECO-CAR CHALLENGEは各チームが設計製作したソーラーカーを走らせて、周回数を競い合う大会です。自作が出来ない部品は加工依頼先、サポート、 スポンサード企業等の打ち合わせなどで手作り車両を仕上げ、学生にとっては総合的な社会経験が出来る場でもあり、勝ち負けや走行性能だけでなく、考え方や作り方に至るまでエンジニアの育成にも配慮された大会です。
今回の大会はソーラーカー、WEM、白浜EVエコランの部門があり、我々が参加したのはソーラーカー部門です。この中にレジェンド、アドバンス、ビギナーという3つのクラスがあり、私たちはアドバンスクラスに参戦しました。1周約2.4kmあるを各チームが製作した車体で走行し、周回数を競う耐久レースです。
車体
体名 : Fortima P2
車体詳細
全長 : 4400mm
全幅 : 1430mm
全高 : 1150mm
ホイルベース : 2200mm
車重 : 135kg(バッテリー、ドライバー除く)
ソーラーパネル : 単結晶シリコン
バッテリー : LiPo(3.7V/32Ah)×36 直
モーター : ミツバ M2096D-Ⅲ
大会の最終結果
合計周回数 : 44周
クラス別順位 : 5位/5チーム
全体順位 : 16位/16チーム
大会参戦記
10月30日
白浜大会に向けて、大学のガレージからソーラーカーや整備部品等のトラックへの積み込みを行いました。
10月31日
8:00 レンタカーで出発し、10:00に会場に到着。荷下ろしとテント設営を開始しました。
大会現地は雨が強く、ソーラーパネルや電装部品を濡らさないように全員でテント設営に取り掛かりました。
悪天候によって前日車検とフリー走行は中止となったため、明日に向けて車体の調整を行った後、宿泊先へ向かい、
明日からの大会に向けて英気を養いました。
11月1日
受付の後、ソーラーカーの車検を済ませ、走行に向けて最終確認を行いました。
その際に、ソーラーパネルと接続している一部回路の破損が確認されました。現地での修復は不可能であったため、やむを得ず半分ほどの面積のパネルが発電できない状態で走行することになりました。
その後もトラブルが重なり、スタートから1時間遅れてのピットスタートとなりました。
12周したところでHeat1は終了。休憩時間中、メンバーは配布されたお弁当を食べました。
ドライバーを交代してHeat2が開始。
大きなトラブルはなく順調に走行し、再度ドライバー交代を行い数周したところでHeat2が終了。周回数は21となりました。
11月2日
今日が最終日、Heat3は無事にグリッドスタートできました。
1時間半ほど走行したところでバッテリー充電のためピットイン。1時間ほど充電を行った後、ドライバーを交代してピットスタート。
しかし、3周半したところでバッテリー切れで車体が停止。残り時間わずかのところでリタイアとなってしまいました。
午後の別部門の走行終了後、運送トラックが来るまでの間、他チームの車体を見学する機会があったりと大変有意義な時間を過ごしました。トラック到着後はソーラーカーを積み込み、各々心残りはありましたが、帰路につきました。
11月3日 大会終了後
9:00 荷物を積み込んだトラックが到着し、ソーラーカーをガレージの中へ搬入。その他の荷物も降ろした後、元の場所に戻し、
大学授業日だったため、解散となりました。
感想
今大会では、MPPT回路の故障によってパネルの約半数が充電不可能な状態での走行となってしまい、充電量不足によって完走できなかったことは心残りであり、悔いが残る結果となりました。しかしながら、これから新車体を製作予定の私たちにとって、他チームとの交流できたり、他車体の走行を見れたりと新たなアイディアを思いつくいい機会となり、今回の大会を意味のあるものにできたのではないかと感じました。今回の大会で得た反省点を生かし、新機体に取り込み、来年以降参加する大会でより多くの功績を上げられるような機体を設計していきたいと思います。