活動(授業)紹介
1年生:基礎探究
1年生では探究活動(課題研究)のための基礎を学びます。まず、大きく分けて探究・情報・表現の3領域があり、それぞれ異なる内容で授業を行います。各分野の紹介は、下部をご覧下さい。
《探究領域》
探究領域は物理・化学・生物・数学・社会からの5つのアプローチで探究の基礎を学んでいきます。社会分野では、社会科学の視点から、情報の収集や分析そしてプレゼンテーション資料の作成から発表までを行っています。社会分野の授業の様子は左上の写真です。この他、物理・化学・生物や実験や演習が多く、実践的な研究手法を学びます。数学では、PCを使って統計学について学びます。
物理分野
化学分野
生物分野
数学分野
2年生~ 発展探究
2年生からは、同じ研究分野に興味をもつ生徒が集まり、グループを作ります。そして、グループで話し合いを行って、自分たちが普段疑問に思っていることや当たり前のことを疑う中ででてきた研究課題を探究していきます。一連の流れは以下で紹介します
発展探究では、グループ結成後、3年生までこの活動を続けます。研究分野は多岐にわたり、理数系の学問はもちろん、生活科学、スポーツ、社会、言語、情報、教育など、自分たちが探究したいことを探究できます。左上の写真は、松阪市商店街連合会と連携したグループの発表写真です。このように地域とのつながりも大切にしています。
グループ結成後の探究活動の流れは以下を参考にしてください。
先行研究調査
松阪高校のこれまでの生徒達による研究や他校・大学の先行研究から、まだ明らかにされていないことを探し、研究テーマを考えていきます。
研究テーマ決定
仮説設定・計画立案
テーマを決定した後に、自分たちで仮説を立て、年間の研究計画を立てます。現在の3年生が設定したテーマには『納豆菌を使って水質浄化する』や『糸電話の音を大きくする条件』などがありました
実験・検証
分析・考察
授業時間や放課後等を使いながら一定期間で連続した実験や調査・フィールドワーク等を行います。そして、得たデータを分析/考察し、仮説が証明できるか考えます。
論文・ポスター作成
課題研究(探究活動)のまとめを行います。論文の作成と発表用のポスター制作を並行して行います。
ポスター発表
3年生の春に、学校内の様々な会場で発表を行います。
校外発表
ポスター発表で選抜されたグループは、校外での発表に参加します。近くではクラギホール、遠いところでは神戸市で実施される全国SSH生徒研究発表会で発表します。