電気科では、1年次から国家資格である第2種電気工事士合格を目指し、基礎的学習を行います。
電気回路
電気工学の基本的な概念と原理を学びます。この授業では、電圧、電流、抵抗などの基本的な電気的要素から始め、オームの法則やキルヒホッフの法則などの基本的な法則を理解します。
工業技術基礎
工業分野の基本的な概念と原理を学びます。具体的には、材料科学の基礎、電気回路の基本、機械装置の設計原理、そして基本的なプログラミングスキルなどが含まれます。この授業を通じて、生徒は工業技術の広範な知識を得るとともに、将来の専門分野に進むための基礎を築きます。実践的な実験やプロジェクトを通して、理論と実践の統合が図られます。
工業情報数理
数学的な原理とアルゴリズムを基にしたコンピュータプログラミングの基礎を学びます。生徒は、数学的な問題解決能力を養うとともに、それをコンピュータプログラムに応用する方法を理解します。これにより、生徒は現代の工業技術に不可欠な論理的思考能力と情報技術の基礎を身につけることができます。
実習
電気工学の実践的な技術と応用に重点を置いています。この科目は、理論だけでなく、実際の技術的なスキルを育てることを目的としています。
基本的な電気作業の技術:配線、はんだ付け、電気回路の組み立てや修理など、基本的な電気工作技術の習得。
電気測定技術 :電圧、電流、抵抗などを測定する方法、マルチメーターやオシロスコープの使用方法の習得。
電気回路の設計と解析 :シンプルな回路から始めて、徐々に複雑な回路の設計、解析の技術を学ぶ。
電気機器の操作とメンテナンス:モーターや発電機などの電気機器の基本的な操作方法とメンテナンス。
安全管理 :電気作業における安全規則と事故防止策について学ぶ。
「工業情報数理」において、生徒たちは自分のiPadを活用して、彼らの「推し活動」に関するドキュメントを作成しています。言語化する能力を養うことを目的とし、それらのドキュメントを担当教員よりオンラインで添削を受けています。
このシームレスなアプローチにより、生徒は情報処理技術と創造性を組み合わせ、自己表現の技術を磨くことができます。
こうした経験は、今後の社会においても必要とされるリテラシーです。電気科では、テクノロジーを活用したキャリア形成に力を入れています。
「工業技術基礎」の授業では、生徒たちはグループに分かれて、アプリを活用しクイズを作成する活動を行っています。この活動では、グループリーダが中心となり、メンバーの役割を分担し、オンライン上でデータ作成に取り組んでいます。
工業科の特徴として、3年間クラス替えがないため、グループで協力し合うことや他者を尊重する姿勢を養うことを重要視しています。早く進んだグループでは、アプリを駆使して作成した問題をチームで解いて、さらなるブラッシュアップを図っている光景も見受けられました。 今後も、生徒達が創る楽しさ・調べる楽しさ・学ぶ楽しさが実感できるようICTを活用した授業を進めていきます。
電気回路
1年次に学習した基礎から、さらに発展し交流分野へと学習を進めていきます。
電力技術
電力システムの全体像を理解し、それに関わる技術と知識を深く学ぶことに焦点を当てています。この授業ではまず、電力がどのように生成されるかを学び、火力、水力、原子力、再生可能エネルギー源といった様々な発電所の種類とその動作原理に触れます。次に、生成された電力がどのように伝送され、最終的に消費者に届けられるかについて学びます。これには、高圧送電線の役割や変電所、配電システムの構造などが含まれます。また、電力システムの安定性を維持するための技術、電力の品質(電圧や周波数の安定性など)の重要性、そして電力使用の効率を高める方法についても学びます。エネルギー管理と持続可能なエネルギーシステムについての知識も重要な部分を占めます。理論的な学習に加えて、外部講師に授業等による実践的な実験やプロジェクトを通じて、実際の電力システムの運用に関する技能も習得します。
電気機器
電気機器の基本的な概念、構造、動作原理、およびその応用に焦点を当てています。この授業では、生徒たちはさまざまな電気機器について学び、それらがどのように機能し、日常生活や産業界でどのように使用されているかを理解します。主な学習内容としては、モーター、発電機、トランス、リレー、スイッチ、電子回路など、さまざまな種類の電気機器について扱います。これらの機器の基本的な構造と、電気的な特性や動作原理について詳しく学びます。また、これらの機器がどのようにして電力を効率的に変換し、伝送し、制御するかについても理解を深めます。授業では理論だけでなく、実際の電気機器の実験や実習も重要な部分を占めます。生徒たちは、「実習」等で実際に機器を操作し、測定し、保守する方法を学びます。これにより、単に理論を学ぶだけでなく、実際の機器を扱う際の技術的なスキルも横断的に習得します。この科目を通して、生徒たちは電気機器の基礎から応用までの知識を得ることができ、将来的に電気工学や関連分野でのキャリアを目指すための重要な基礎を学ぶことになります。この科目は、実用的なスキルと理論知識の両方を提供し、生徒たちが技術的な問題を解決する能力を養うのに役立ちます。
電子技術
電子工学の基本原理、コンポーネント、回路設計、およびその応用に重点を置いています。この科目は、生徒たちに電子機器の機能と構造に関する深い理解を提供し、将来の電子工学の分野でのキャリアに向けた基盤を築きます。この授業では、電子の基本的な性質から始め、半導体デバイス(ダイオード、トランジスタなど)の動作原理について学びます。生徒たちは、これらのコンポーネントが電子回路内でどのように機能するかを理解し、基本的なアナログおよびデジタル回路の設計と解析方法を学びます。また、電子技術科目では、オペアンプ、フィルター、発振器、電力供給回路など、より複雑な電子回路についても扱います。これにより、生徒たちは、実際の電子機器の設計と構築に必要な高度なスキルを習得します。
実習
1年次の電気工事実習、基礎実習をもとに、グループごとにテーマに沿った学習を行います。
最近、一部の科目で反転授業を取り入れています。反転授業とは、従来の授業形態を根本的に変える教育手法です。この方法では、生徒たちは基本的な学習内容を事前に予習し、その後の授業時間では、より深い理解や応用、対話的な活動に重点を置きます。これを家庭においての予習で行うことは生徒にとっては負担と考え、授業内において、まず10分間自分で、その後グループで25分学びを深めます。
グループで学びを深めた後、授業の後半にiPadを活用したクイズ(実際は教科書から作成した択一問題等)を実施しています。この活動は学生の学習を深め、教育効果を高めます。その日の授業内容に関連する問題を取り上げ、学生が学んだことを復習し、理解を確認するのに役立ちます。また、iPadの使用は学生の関心を引き、授業に対する関与を高める効果があります。
学期終了後のアンケートの結果によると、生徒からはこの方法に対して非常に前向きな反応が得られています。彼らは、このアクティブな学習アプローチにより、より効果的に情報を吸収し、記憶に留めることができると感じています。また、クイズ形式の活動は、従来の授業のスタイルよりもエンゲージメントを高め、生徒が自発的に学ぶ機会を提供します。
このようなアクティブラーニングのアプローチは、生徒の参加意識を高め、学習効果を高めると同時に、自分自身で学びのプロセスを主導する能力を育てます。iPadを使ったクイズは、教室での学習体験を豊かにし、生徒が自ら学ぶ姿勢を育成するための効果的な手段と考えます。
電気回路
1・2年次に学習したものを、さらに発展させ縦断的に学習を進めていきます。
製図
技術的なアイデアを正確かつ効果的に伝達するための重要なスキルを生徒に提供します。この授業では、基本的な製図技術から始まり、生徒たちは手書きでの線引き、寸法付け、そして図面のスケーリングなどの基本原則を学びます。これらのスキルは、正確な図面を作成する上での基盤となります。さらに、現代の製図に欠かせないコンピュータ支援設計(CAD)ソフトウェアの使用も重要な部分を占めます。生徒たちは、2Dおよび3DのCADツールを使って、精密な技術図面の作成方法を習得します。これにより、実際の製品設計や工学プロジェクトにおける技術図面の重要性を理解し、これを実践に活かすことができます。
コンピュータ・リテラシ
コンピュータやデジタル技術に関する基本的な知識と理解、そしてそれらを効果的に使用する能力を指します。これは現代社会で非常に重要なスキルであり、ビジネス、教育、コミュニケーションなど、日常生活の多くの側面で使用されています。
実習
1・2年次の実習をさらに発展させ、高電圧実習、制御実習などを行います。
課題研究
生徒自身が選んだテーマに基づいて行われる研究プロジェクトです。この科目では、生徒たちは自分の興味や専門分野に沿って研究テーマを選定し、そのテーマに関する詳細な研究計画を策定します。彼らは、目的と方法を明確にし、期待される成果について考えます。研究の過程で、実験や調査を通じてデータを収集し、そのデータを分析して結果を評価します。この科目の重要な側面は、生徒たちが実際の実験や調査を通じて科学的研究方法の基本を学ぶことです。彼らは、データの収集、測定、分析方法を実践し、結果を解釈してその意味を深く理解します。研究プロジェクトの最終段階では、生徒たちはその結果を報告書にまとめ、学校のイベントやクラス内で発表します。これにより、彼らのコミュニケーション能力とプレゼンテーションスキルが向上します。課題研究は生徒にとって、技術的知識と実践的スキルを身につけるための貴重な機会を提供します。さらに、チームワーク、プロジェクト管理、批判的思考など、将来の職業生活で不可欠なソフトスキルの習得にも貢献します。この経験は、生徒が専門的な分野で成功し、技術の進歩に貢献するための強固な基盤を築くのに役立ちます。
本校電気科には学校設定科目(学校が学習指導要領で定められている教科以外に、教育上の必要から独自で設定できる教科)として「コンピュータ・リテラシー」があります。この授業では、社会人として必要なリテラシー(活用能力)の育成を目指し学習活動を行っています。
先日、5グループに分けられた生徒たちが6時間をかけて”本校を紹介するサイト”を作成しました。そのサイトを実際に学校長に評価してもらうコンペを実施し、評価をいただきました。
情報の正確性、著作権等の権利を守るなどインターネットに公開することにおける注意点をクリアできた作品を以下にリンクします。ぜひ、生徒作品を御覧ください。
sites.google.com/kansouh.ed.jp/cpliteracy/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0