A:照射時にヘッドを皮膚に押しつけ過ぎるのは要注意です。押し当てが強い場合は、火傷のリスクが上がります。皮膚が機械の重さで沈まないかつ離れない程度が適切な圧になります。
照射がし辛く無意識的に押し付けが強くなってしまいがちな、額や頬外側一列、利き手で打ちにくい部位などは火傷の報告が一定みられます。
A:従来のIPLの弱点をカバーできるように2種類のハンドピ-スを搭載しました。限定波長では、効果的であるが対象疾患が狭まってしまう。反対にフィルターで幅広い疾患を網羅しても、浅く広くなり切れ味がマイルドになってしまう。そこで2刀流かつパルス幅を短くし、切れ味を出し理想の形に近づけました。
A:基本的にはその日の内に治まることが多いです。赤みやひりつきが強い場合、冷却やステロイドの塗布をおすすめしております。
A:あくまで目安ですが、100ショット程です。
A:お客様の肌によって個人差があります。肌の赤みやひりつきなどを見ながら照射のパスを変えてみてください。2~3パスが平均です。
A:交換目安は5万ショット程です。5万ショットを超えたからと言って直ちに照射出来なくなることはないですが、出力低下などが起こる可能性があるため、交換をお願いしております。
A:FC₌フラクショナルです。照射面が格子状に線が入っています。線以外の部分から局所的に光が出ます。
エネルギーを集約することで威力を高めるメリットがある一方で、線上は照射されません。弊社としては、隙間を埋めるように打つ方法を推奨します。
A:550nm台のメラニン・ヘモグロビンへの吸光能が、プラスハンドピースの方が約40%高くなっています。
A:プラスはPIEに強力に作用、マグネットは殺菌、赤み、皮脂抑制にニキビの原因に網羅的に作用する違いです。
【プラスアクネ】ヘモグロビンに反応する波長です。限定波長(=不必要なエネルギーを排除し一点集中でエネルギーを高めるもの。)であるため強力に作用します。
【マグネットアクネ】400nmの殺菌作用、500nmのヘモグロビン吸光、900~1200nmは深部へ水や皮脂へ幅の広い反応となります。
A:肝斑治療へはおすすめしておりません。トラネキサム酸の内服、弊社でお取り扱いのあるエクソソームの手打ち、弊社のサーマニードルEVOの肝斑モード照射などで治療をしていただくのがおすすめです。
A:酒さ第1型のような毛細血管拡張は適応となります。しかしながら酒さは複合的な原因によって引き起こされる疾患であるためIPL単体での根治は難しいです。また300μmを超える太さの血管には反応しないです。虫刺されに関してはIPLの適応ではありません。
A:傷跡に関しては、シミではなく、色素沈着という状態になります。従って、色素沈着へIPLの照射は推奨されておらず、お肌の漂白剤と言われているハイドロキノンの塗布、炎症期であればトラネキサム酸などの抗炎症作用があるものを使用するのが好ましいと思います。