〒943-8512 新潟県上越市山屋敷町1番地
上越教育大学教職大学院(自然科学/理科)
教授 博士(学校教育学)
山田 貴之 Takayuki Yamada,Ph.D.
メール:tyamada@juen.ac.jp
電 話:025-521-3441 (研究室直通)
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Commemorative Photo with Mr. Kenneth L. Huff.(ケン先生との記念写真)
Below is an introduction to Mr. Kenneth L. Huff .(以下はケン先生の紹介です)
National Board Certified Teacher-Science/Early Adolescence
Williamsville Central School District, New York
Harvard University-LabXchange, Teacher in Residence
National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine, CASTL-K12 Steering Committee
Japan Society for Science Education International Exchange Committee, Member
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【論文名】和平匡将・山田貴之(2024)「『科学的に探究する力』に影響を及ぼす諸要因の因果モデル―TIPSを用いた中学生の実態調査と,『主体的に学習に取り組む態度』と『批判的思考』に着目して―」第65巻第2号、pp.447-461.
1.研究を通して理科教育の発展に貢献を
私の大学教育者としての信条は、生涯に渡って自律的に学び続けようとする意志を持った教員の養成に尽力することです。なぜなら、「研究する教師」は教育現場において必要不可欠な存在であり、教師が専門職であるための条件であると考えるからです。さらに、「研究する教師」は、自ら「問い」を見いだし、自分で調べ考えたり、他者と議論したりしながら結論を導き出すとともに、具体的かつ重層的な実践を可能にします。また、人間は本来、知的好奇心や向上心を持っているため、私はそれらを学生から引き出すことを心掛けています。具体的には、研究の面白さに触れて興味を持たせたり、リサーチ・スキルを身に付けさせたりしながら、徐々に学生個々の主体的な研究に移行していくようなカリキュラムを工夫しています。
2.可能性を最大限に引き出す研究室(理科が苦手な方も大歓迎)
先行研究において、理科を苦手とする高校生が大学入学後も自然科学を十分に学ぶことなく小学校の教員となり、実験や観察等について指導上の困難さを感じていることが報告されています。このような課題の解決に向けて、大学での理科教育は大変重要であると考えています。そこで、今日的な教育課題に対応できる資質・能力を持った教員の養成に向けて、私の研究室では、小中高等学校の理科の授業を想定した指導法や教材の開発を行っています。さらに、教育現場が抱える課題の解決に向けて、学生同士の活発な意見交換が日々行われているのが研究室の特徴です。また、大学院生には、学会での発表を行って頂いております。研究室の仲間が一つのチームとなり、全国規模の学会で研究の成果を発表しています。研究に取り組み、何か新しいことを発見したり、自分の経験則を客観的なデータに基づいて検証できたりした時は、本当に嬉しいものです。そんな研究の楽しさや喜びを一緒に味わいませんか。
山田 貴之(やまだ たかゆき) 自然・生活教育学系 教授
岐阜県出身。兵庫教育大学大学院修了 博士(学校教育学)。2018年4月着任。専門は理科教育学。主な研究内容は「小学生の問題解決の力および中高生の科学的な探究の能力を育成する指導法の開発」「小中高の理科教科書の分析」等。担当授業科目は「初等理科指導法」「科学的リテラシーのための授業設計論」等。ラグビー部顧問(選手としてフルタイム試合に出場することが目標)。座右の銘は「迷ったら厳しい方を選べ」。
山田研からの発表資料は、「TEACHING MATERIALS」の19~24番をご確認ください。
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参観させていただきましたkenneth Huff先生の授業の概要はこちら
←University at BaffaloにてNoemi Waight先生の授業参観
Mill Middle Schoolにてkenneth Huff先生の授業参観→
←Niagara Falls
左:山中謙司先生(北海道教育大学旭川校)、右:山田貴之
Knox Farm State Park→
【論文名】金井太一・小川佳宏・山田貴之(2022)「理科と数学の学習の順序性が密度概念の理解に及ぼす効果」第62巻第3号、pp.577-584.
・主体的・対話的で深い学びの実現に向けた理科授業を構築する上で、大切な要素が整理されています。
・理論と実践の両面について、具体的な事例を取り上げて議論していますので、小中学校の理科の先生方にとっても有益な情報を記載しています。