会報の原稿を書かないまま、締め切りから逃げ回っていたのですが、そろそろ捕まりそうです。逃走中の罪悪感からか、連鎖反応で他の仕事にも手を付けることができなくなっている今日この頃です。去年掻かないで残していた落ち葉も近々の降雪で見えなくなってしまいました。雪解けが先か、原稿執筆が先か。
今年は息子が大学へと進学してしまい、家の中が少し静かになりました。ごはんを焚く量も半減。放課後、クラブ活動後に高校へ迎えに行く必用がなくなりました。我が家もこの変化に対応すべく色々と試行錯誤中です。
日本語学校も同様に、近年大きく変わりました。やはり保護者の立ち入り禁止によるPTA活動の縮小があります。長く活動資金調達の要であったコーヒーベークとJCP(保護者のための日本語レッスン)が休止。保護者のために開催していたイベントの企画やファンド文庫もなくなりました。
その反面、子供たちの安全を確保するための支援は全力で行いました。ファーストエイド委員会、安全パトロール委員会の皆さま、本当にありがとうございました。
図書委員会も図書館開館に向けての緻密な計画は素晴らしかったです。生徒たちも保護者も喜んでいました。
そして、子供たちが学校での文化的な経験を実現した文化祭委員会やいつも縁の下の力持ちでのサポートをして貰っている音響記録委員会に対しても感謝の気持ちでいっぱいです。
来年は運動会や漢字検定の復活、文化祭の拡大開催など少しながらもコロナ禍前の活動ができると期待しています。
上記の活動を実現するためには一重に保護者の理解とボランティアが必須です。お手伝いできるならば声をぜひおかけください。
最後になりますが、どうか駐車場での交通安全に十分気を付けて今年度、来年度を事故なく、怪我なくできる様、ご協力をお願い致します。
ということで、結局掻くよりも先に書くことになってしまいました。お後がよろしいようで。
またいつかどこかで会いましょう。
PTA会長 五味露敏
「海外生活の経験値を活かす」
「なぜ内野先生は、在外教育施設に3度も行くのですか。」
「何が3度も在外に行く原動力になっているのですか。」
教員としてバルセロナ日本人学校、校長としてニューヨーク日本人学校、そして再び校長としてボストン日本語学校・・・3度目の在外教育施設への赴任となった私に人はよく上記の質問をします。
「海外で学ぶ日本人の子供たちの力になりたいから。」
と答えてきましたが、ある時「ではそのように思ったきっかけは?」という質問をされて、明快な答えが返せませんでした。
ところが、今から1年ほど前、フェイスブックで高校時代の同級生から「友達リクエスト」をもらい、高校時代の同級生と繋がりました。と同時に、高校の同窓会のサイトにも触れるようになりました。
私の高校は、東京都立秋川高等学校という、東京都唯一の全寮制の普通科高校で、都立としては唯一の男子校でした。でした、と過去形にしているのは、秋川高校は、2001年に生徒数減少のため閉校したからです。この秋川高校は、「海外や他府県に出張または在勤する者の子弟、伊豆諸島出身者の受け皿」として開校したことから、私が入学した、開校から10年目の頃は、帰国子女がたくさん在籍していました。
寮の同部屋の私の机の隣には、オランダの現地校から帰国した男子がいました。彼は、夜になると、横文字の原書を読むのが日課になっていました。英語には聞こえなかったので、「それ、どこの国の言葉?」と質問すると、「オランダ語。」と答えてくれました。私にとって、初めてのオランダ語との出会いでした。その後も、彼はドイツ語の原書も読み、ドイツ語にも初めて出会いました。
また、同部屋に中東のある国から帰国した男子もいました。彼の話は日本ではとても味わえない衝撃的な体験に溢れていました。さらに、隣の部屋には、ニューヨークの現地校帰りの男子がいました。いつもFENを聞いて、ゲラゲラ笑ったり、ふむふむと納得したりしている様子を目の当たりにしました。
その他にも、オーストラリアシドニーやメルボルン、アラブ首長国連邦、フランスパリ、インド、ベトナム・・・多くの国からの帰国子女がいました。その同級生から、日本の常識とはかけ離れた興味深い話、出来事をたくさん聞きました。また、帰国子女の同級生は、私が出会ってきた人とは明らかに違うキャラクターをもち、人間的にもとても魅力がありました。
フェイスブックがきっかけで高校時代の思い出が蘇るとともに、高校3年間で、海外そのものに対する興味関心、日本人学校や補習校に対する興味関心が芽生えていたことに気づきました。高校が私の在外教育施設への思いの原点だったのです。
私を魅了した帰国子女の同級生たちは、皆その後活躍している様子です。海外経験がその源にあると思います。
インパクトのあるCMで有名な転職サイトの「ビズリーチ」の南壮一郎さんは自らの経験(タフツ大学卒業)から「若い時の留学体験は『日本の外には違う常識がある』ことを肌で感じる絶好の機会だ」と考えました。そして、ビズリーチで働く社員の子供たちのために留学資金を援助する制度を作ることが夢、と話しました。
アメリカの現地校で学ぶ日本語学校の子供たちは、大きな経験値を得ていると思います。英語、アメリカ生活、アメリカ習慣、現地校での学校生活という大きな経験値に加え、日本語学校で日本語と日本文化の経験値を得ている日本語学校の子供たちが、その経験値を基に今後日米の架け橋になったり、世界で活躍したり、という未来を描けるように、私も週1回の補習授業校でありながらも、校長として力を尽くしたいと思っています。
担当 マッカーシー美樹
担当 角田梢
クラス役員担当は、4年目となりました。2019年度は通常通り、2年目と3年目はオンライン状態、そして、4年目は嬉しい開校、45クラスのクラス役員の皆様には本当にお世話になりました。学校行事も2学期から開始し、クラス役員の皆様には、2年ぶりの開校で、変更が多い中、その都度、学校からの要望に対応して頂き、本当に感謝しています。1年間、大変お疲れさまでした。皆様のお陰で無事に学年末を迎えることができました。
一年を通して皆様から頂いたご意見・ご質問をもとに、クラス役員のお仕事と皆様との連携をさらに改善して行きたいと思います。来年度も引き続き、ご協力をよろ しくお願いいたします。
委員長 猪俣八重
昨年の9月10日、図書館は無事開館を迎えることが出来ました。感染防止のためにどう開館するか試行錯誤の末、条件付きでの再開となりましたが、利用者の皆様にはご理解とご協力をいただき感謝しております。
また、10名の新しい委員さんと新館長を迎え、クラス当番の皆さまと一緒に図書館ボランティアを楽しく行えたこと、本当に嬉しく思います。そして子供たちや保護者の方との本についての会話も久しぶりに行い、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。「猫の出てくる本ありますか。」そう聞かれ、委員さんと一緒に探しながら、これこれ、この時間が楽しいんだと心でウキウキしていました。
さて、皆様にお願いがあります。コロナ前に借りられた本がご自宅にないか、お子さんが本を借りたままになっていないか一度とはいわず、数度、本を探していただけないでしょうか。次に借りようと本が図書館へ戻ってくるのを待っている子供たちや保護者の方が大勢いらっしゃいます。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
副委員長 内田洋嗣
連絡担当 玉置浩子
今年度は、コロナ対応の変遷と共に激動の一年となりました。久しぶりの対面授業再開となった一学期は、校内に不慣れな児童が例年より多くいるだろうとのことで登校時の安全確保並びに迷子防止を担い、休み時間も含めて更に通常運営に近づいた二学期と三学期は、各クラスからの当番さんにいつも通りの配置に付いてもらいました。そんな中、コロナ禍の間委員長として牽引して下さった山村さんがお子さんの退学に伴い二学期を以て勇退され、三学期はベテラン2名よる臨時の二頭体制で突入。委員各位の奮闘もあり、ここまで大過なく任を全うできました。来年度もエネルギッシュな園児・児童たちがハメを外し過ぎないよう見守っていきたいと思います。
委員長 村上豊
2022年度は、ミニ文化祭と浴衣着付けを開催しました。日本語部を対象に、遊びも絞り(輪投げ、スーパーボールすくい、けん玉、福笑い)"ミニ文化祭"を開催しました。授業中にも関わらず協力してくれたボランティア高校生の皆さん、有難うございました。また、記念になればという思いから、卒業生に浴衣を着付けました。小中高卒業生に限定しましたが、皆さん喜んでくれました。着付けボランティアの皆さん、忙しい中どうも有難うございました。
日本の文化・遊びを体験できるPTAイベント"文化祭"。一緒に、子供達の思い出作りをしませんか(bunkasaiboston@gmail.com)?
委員長 ファンテージア裕美子
2022年度、音響記録委員会は、9人体制でのぞみました。学校が開校し、少しずつ学校行事が復活し、子どもたちが参加できるようになって、本当にうれしく思います。音響作業と記録作業、いつも子どもたちのためにがんばるメンバー全員とご協力頂いた方々に、心から感謝申し上げます。
長年みんなのために大貢献してくださったドッド−ノーブル アネアスさま、沢山教えて頂き、沢山助けて頂き、沢山お世話になり、本当にどうもありがとうございました。心より厚くお礼申し上げます。
卒園・卒業式や入学・入園式などの式典や、PTA総会、大運動会と幼稚部運動会や、秋祭り、なかよし発表会やタレントショーなどの音響作業と記録作業、子どもたちのいきいきした表情を目の前に、とてもやりがいのある活動です。興味がある方は、お気軽にお声をおかけください。
委員長 藤田泰輔
ファーストエイド委員の皆様、常駐責任者の高橋様、PTA執行部の皆様、そしてクラス当番でファーストエイドに入って頂いた皆様、すべての方のご尽力とサポートのおかげで、対面再開後の本年度も大きなトラブルなく1年間を終えることができそうです。今年度は、コロナ禍の学校再開と共に、ファーストエイド室は普段より離れた場所で、コロナ対応での隔離室を別途設けるなど手さぐりの中でスタートしましたが、11月からは図書室前の生徒も気やすい場所に居室を移動するなどほぼ通常の運営に戻ることが出来ました。
ファーストエイド室は、生徒たちにとって、怪我をしたり、何か少しでも体調悪くなったりした際にいつでも迎え入れらる場であり、そうしたサポートによって子供たちが安心して学校に来れるようにするとてもやりがいのある活動です。また直接生徒のみんなと触れ合える場でもあります。医療知識は一切必要なく、誰でも参加できる委員会で、授業中など来室者が少ない時間帯も多く、そうした時間は委員同士でおしゃべりをし、色々な情報交換も行うなど楽しくそして有用な時間を過ごせます。また、実際に委員として入る日も前もって皆さんの希望を募って決めて、急遽の予定変更にも委員メンバーで柔軟にやりくりでき、予定も立てやすいと評判です。まだまだ委員の人数は大募集中ですので、ぜひ興味がある方は、新年度に向けて申請をどうかよろしくお願いいたします。委員一同お待ちします!
委員長 名和美紀
先ずは、今年度学校対面授業再開にご尽力頂いた皆様方に感謝申し上げます。
そして、ご卒業される児童生徒の皆様、保護者の皆様、誠におめでとうございます。
対面授業は再開致しましたが、保護者の校内待機が出来ませんでしたので、コーヒーベイク委員会のメインの活動はありませんでしたが、12月に生徒会がベイクセールを主催するにあたり、ベイク品提供に関する勉強会を行いました。
来年度も同様の学校運営形態ですので、コーヒーベイク委員会は一時活動休止という事に致しました。これまでの活動を支えてくださった皆様にお礼を申し上げます。