ご挨拶

第42回日本体外循環技術医学会近畿地方会大会の開催のご挨拶

 第42回日本体外循環技術医学会近畿地方会大会

       大会長   西岡 宏

(国立循環器病研究センター 臨床工学部)

  関係者各位におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は日本体外循環技術医学会近畿地方会の活動に対し、深いご理解を賜り厚く御礼申し上げます。

 この度、第42回日本体外循環技術医学会近畿地方会大会の大会長を仰せつかり、2024年6月29日(土)、30日(日)の日程で、国立循環器病研究センターにおいて開催させていただくこととなりました。

大会のテーマは『縁』とさせて頂きました。誰しもが少なからず人との縁に支えられているかと思います。現在の私があるのはまさにそれそのものであり、今日の私を形成しています。今大会を開催するに辺り、その『縁』を十二分に発揮させて頂こうと考えております。特筆すべきはその『縁』により、近畿地方会としては初の第35回日本体外循環技術医学会四国地方会と同日開催によるジョイントセッションが実現し、会期1日目にWebにて近畿・四国のオンサイト同士を繋ぎプログラムを共有いたします。最先端で活躍される先生方をお呼びし、近畿会場では藤田知之先生(東京医科歯科大学大学院 心臓血管外科学)が「ロボットの進歩と心臓外科手術」を、四国会場では秦 広樹先生(徳島大学大学院医歯薬学研究部 心臓血管外科学)が「心原性ショックに対するMCSの選択とエスカレーション」をご講演いただき、両会場にて聴講できる貴重な機会を設けることができました。またCEジョイントセッションでは各大会から「苦労した体外循環症例」を発表頂き、討論を交わすプログラムとなっており、地方大会同士の情報交換の場となればうれしく思います。

また2日目には特別講演として塚本泰正先生(国立循環器病研究センター 移植医療部)による「重症心不全診療の現状」と題し、みなさまの病院から送られてきた患者さんがどのような経緯を辿っているかお話いただきます。そのほか、共催セミナー、パネルディスカッションと2日間では語りつくせない内容が盛りだくさんとなっております。

このPerfusion Saloonが皆様のお手元に届くのは5月末-6月初旬でしょうか。初夏の気配が漂う五月雨の中で、気圧の変化に体調を崩さぬようくれぐれもお身体に気を付けてご活躍ください。残りの時間、実行委員長の定 亮志氏、事務局長の篠原智誉氏をはじめ役員一同、みなさまが満足できるような大会を目指し鋭意準備して参ります。現地でみなさまとお会いできることを心よりお待ちしております。

令和6年4月吉日