WADA statement on Court of Arbitration decision to declare Russian Anti-Doping Agency as non-compliant

内容概略

WADAはロシア・アンチドーピング機関が世界規程において今後2年間不適格であるとCASが裁定した件について声明を発表、CASがWADAの提言の大部分を認めたことは喜ばしいと述べた。

一方、WADA会長は4年間の処分を全面的に支持されなかったことには失望しているとしながらもWADAは裁判官ではなく検察側であるとし、CASの決定を尊重するとした。そのうえで今回の裁定がこれまでドーピング関連違反で課されたなかで最も重い処分であることに変わりはないとし、今回の事例に対するWADAの確固たるアプローチの成果であると意義を述べた。WADA事務局長は、今日世界のアンチドーピング・プログラムはソチ2014当時より強いものであり、かつ改定された2021年版世界規程により今後さらに強固なものになると述べ、2015年からWADAが強化を図ってきている調査能力が形勢を一変させたと称えた。今後は、これまでの調査結果でアンチドーピング規則を破った可能性があると特定されたロシアのアスリートに対する裁きに注力すると述べ、各国際競技連盟と引き続き連携をとっていくと語った。

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