WADA statement following CAS decision not to reinstate skater’s provisional suspension

内容概略

WADAは、本日CASによるロシア・オリンピック委員会のフィギュアスケーターKamila Valievaの暫定処分の解除を維持するとの裁定について認識している。

IOC、ISU、WADAによる提訴は、RUSADA規律委員会による暫定処分を解除するという決定が世界規程に準拠していないという見解に基づいており、今回の裁定は残念に思う。

今回理にかなった裁定をもらえていないが、CASパネルは未成年を含む「保護対象者」に科すべき暫定処分において特例は認めないという世界規程の規約を適用しないと決めたようだ。同選手の検体分析に関しては、WADAは常にアンチドーピング機関に対してオリンピックやパラリンピックを含む主要大会にアスリートが出発・競技する前に検体分析を早めるよう分析機関に要請するよう求めており、該当する場合は結果管理も実施しなければならない。

WADAが受け取った情報によると、RUSADAは同選手の検体を優先するようスウェーデンの分析機関に求めていない。

この場合、同分析機関はこの検体の分析を急がなければならなかったと知る由もない。世界規程のもと、未成年がアンチドーピング事例に関わる場合はアスリートのサポートスタッフを調査するよう求められている。

RUSADAはこの手順をすでに進めていると示唆した。加えて、WADAとしては独立した情報調査部門がこの事案を調べていく。

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