令和5年度の成果

  今年度は、全職員で人権研修を行うことで、人権を核に学級づくりや授業づくりについて共有することができた。教職員が自らの人権意識についても考える良い機会となり、今まで以上に児童の困り感に寄り添うことができた。

また児童は家庭や地域の仕事の中から人権を学ぶことで、自分たちの地域を誇りに想い、そこで働く人々を大切に想う気持ちを持つことができた。校区にある仕事、施設、地域もすべて、人と人の出会い、つながり、ささえ合いで成り立っていることを学ぶ良い機会となった。

12月の人権集会では「安心できる学校にするために」と、全校生が周りの人へのふるまいや言葉づかいについて自らをふりかえることができた。それに先立ち、11月には「相手を思いやる言葉=『ふわふわことば』を育てよう」という目標で児童会が取り組み、学級でも「ふわふわことば」を使う機会が増えていき、言葉の大切さにふれた。

人権教育及び人権集会、児童会が進めてきた「ふわふわことば」など、全校生で取り組むことで心は育ちつつある。

保護者アンケートの回答の中には「運動会やオープンスクール等の児童の姿から上級生が下級生を手助けする姿が増えた。」「一人一人が他人を思いやる心が育まれ、学校生活を楽しむことができている。」という意見があり、保護者も児童の変容を感じている。