研究当初の児童の現状と課題

 本校は、5年前に旧北淡町の7校の小学校が統合した学校である。年々児童数の減少が続き、35人学級が順次実施されている現状ではあるが、今年度は3学年が単学級となり、今後、単学級の入学が続き、4年後(令和9年度)には、単学級のみの学校となる。

 本校のある淡路市では、「淡路市人権まちづくり基本計画」(17年3月)が策定され、さまざまな問題提起がなされている。この「基本計画」では、部落問題をはじめとする人権課題に焦点をあて、共生社会と人権文化の創造をめざすことが掲げられている。さらに今年度、第2次基本企画が策定され、その趣旨は継承されている。

 さらに国が施行した「部落差別解消推進法」(16年 12 月)には、現在もなお部落差別が存在することをふまえ、部落差別のない社会の実現をめざすことが掲げられている。

 これらを具現化するため淡路市では、淡路市小・中学校人権教育研究会を設置し、系統立てたカリキュラムの策定をすすめているところである。

 これまでの経緯を踏襲し、様々な人権課題に取り組んでいきたい。