Our vision

ICTは子どもの可能性を最大化するツール

2021年、政府の推進するGIGAスクール構想により、日本の小中学生に1人1台端末が整備され、子どもの学びの姿が大きく変わろうとしています。それに先立って、本校では2015年より学習者用タブレット端末を導入し、ICT教育研究を進めてきました。数年間にわたる研究の中で感じているのは、ICT機器は「子どもの可能性を最大化するツール」だということです。学校教育においても、子どもたちが最新のテクノロジーを活用しながら、自らの人生を切り拓いていく力を身につけさせることが求められています。ICT機器を、学びを広げ深めていくためのツールとして使いこなす力が、これからの世界を歩んでいくためには欠かせないものとなります。ICTによりリスクをなるべく減らし、チャンスを最大化するICT活用を目指します。

学校を最高の学び舎(Platform)へ

本校は「学校のハブ化」を掲げています。学校を開くことで学校をPlatformとして、様々なリソースが集まり、教育活動のアップデートを目指しています。本校が目指す教育を実現するためには、学校の働きかけだけではなく、保護者の関り、そして地域や関連企業のサポートが必須です。そのために、保護者、そしてサポートいただいている企業を共同研究パートナーとして、共に教育を進めていく考えです。そのために、以下のような取り組みを毎年継続して行っています。

完全BYODへの挑戦

「今日は撮影があるからiPad、明日は編集するからWindowsにしよう」

これが本校が目指すICT環境です。なるべく早い段階で、マルチOSのBYODへと移行したいと考えています。

ICTはツールであってゴールではありません。

しかし、子どもにとっては、将来必須のツールであるという認識が大切だと考えています。最新のテクノロジーを活用し、人生を切り拓いていく力が求められています。そのために、小学校入学時より、ICT機器を学びを広げ深めるための道具として活用していくことが必要です。低学年のころから情報リテラシー&モラルを育てることにより、学校側の管理制限に頼らない「自己管理」をキーワードにしたICT活用が実現できると考えています。そのためのステップとして、CYODスタイルでの導入を決めたときからMDMでの管理をやめ、保護者のサポートも得ることにより、より個に沿ったICT教育を進めています。目指すのは、ICTを当たり前の文房具として活用し、自身の世界を広げていく姿です。ICTによるリスクをなるべく減らし、チャンスを最大化するためのICT活用です。

子どもたちの情報リテラシー&モラルをさらに高めていくために、2021年度に「校内メディアリテラシー検定」をスタートしました。成績によって、Lv.1、Lv.2、Lv.3に認定され、Lv.3に認定されれば、マルチOSのBYODの許可が出るという認定制の完全BYODの形を取りました。認定された数は少ないですが、未来への一歩を踏み出しています。