利用形態に応じてミーティングのさまざまな設定が可能ですが、ここでは特に「セキュリティー」の「ミーティングの入室制限」と「荒らし行為の防止」 で説明した項目の設定方法について説明します。
各項目は以下の三箇所で設定しますが、場所によっては設定可能なものと不可能なものがあります。
個人環境(すべてのミーティングで統一の設定、あるいは既定値の設定)
ミーティングのスケジュール時
ミーティング中
なお、ミーティングのスケジュール時に設定可能な項目であっても、あらかじめ個人環境で設定しておかなければならないものがあります。
パスコードを使用するかどうかは、ミーティングのスケジュール時に設定可能です。
なお、個人環境の「設定」で「新しいミーティングをスケジューリングする際にパスコードが求められます」をオンにしておくと、ミーティングスケジュール時に自動的にパスコードが設定されます。
待機室を利用することにより、ミーティングに参加する人を制限することができます。
参加者が待機室を有効にしたミーティングに参加しようとすると、いったん待機室に入れられミーティングへの参加を保留されます。
ミーティングに参加している参加者を退室させ待機室に入れることもできます。
待機室を利用する際には、教員(ホスト)が待機室への入室に気がつかずに、学生が受講できない状況にならないよう注意が必要です。
待機室を使用するかの設定は、個人環境、ミーティングのスケジュール時、ミーティング中のいずれでも可能です。
Zoomアプリの「新規ミーティング」やWebブラウザでの「ミーティングを開催する」によって、細かい設定をせずにミーティングをすぐに開始する場合は、個人環境での設定が使用されます。また、ミーティングのスケジュール時には、個人環境での設定が既定値となります。
前項の待機室の設定は、待機室を使用するか使用しないかですが、個人設定の「待機室のオプション」では、どの参加者に対して待機室が適用されるかを設定することができます。
全員
アカウントにいないユーザー
アカウントにおらず、許可されているドメインの一部でもないユーザー
ミーティングの参加者全員をいったん待機室に入れると、参加者ごとに待機室からミーティングに入室させる必要があり、参加者が多いときには大変になります。また、待機室に入っているのに気がつかないということがありえます (1. 全員)。
待機室の使用が、群馬大学管理内にいない人を入室させるか排除することを目的とするのであれば、群馬大学管理内の人は自動的にミーティング入室させ、それ以外の人をいったん待機室に入れるという運用が望ましいと考えられます (2. アカウントにいないユーザー)。
群馬大学の構成員であれば、全学認証アカウント(SSO)により群馬大学管理内に登録されているはずですが、大学メールアドレスあるいは全学Gmailでサインアップしてしまった後、群馬大学管理内への移行を済ませていない人がいるかもしれません。また、卒業生等全学Gmailアカウントを所持しているけれど、全学認証アカウントを利用できない人がミーティングに参加する場合もあります。このような場合には、許可されるドメインに「*.gunma-u.ac.jp」を追加します (3. アカウントにおらず、許可されているドメインの一部でもないユーザー)。
なお、共同教育学部のように他大学の受講者がいる場合には、他大学でZoomの契約をしていないかもしれませんが、各人で大学メールアドレスを使用してアカウントを作成してもらい、他大学のドメインを追加するという運用も考えられます。
※ミーティングの参加者全員が群馬大学の構成員であれば、待機室を使用せずに、認証で入室可能者を制限する方法もあります。
待機室を有効にしている場合、途中からの参加者が待機室に入ったままにならないように注意する必要があります。
参加者が待機室に入ると、画面に通知されます。また、参加者一覧の詳細で「誰かが参加するときまたは退出するときに音声を再生」を設定しておく、ホストと共同ホストに通知音が再生されます。
通知は、ビデオのみ、画面共有時、ブレイクアウトルーム使用時によって異なります。
ビデオのみの場合は、ミーティングコントロールの参加者のアイコンに赤丸が表示されるとともに、参加者の入室を許可するかどうかのメッセージが表示されます。画面共有時には、ミーティングコントロールの参加者のアイコンに赤丸が表示されるので、参加者のアイコンをクリックすると参加者一覧が表示されます。待機者のミーティングへの入室を許可するか削除するかを選択できます。なお、いずれの場合でも、参加者一覧を表示してるときに参加者が待機室に入った場合、ミーティングコントロールには表示されません。
なお、ミーティングコントロールを常に表示しない設定にしていると、参加者が待機室に入った時点でミーティングコントロールが表示されますが、しばらくすると表示されるなくなるので、常に表示するようにしていたほうがよいでしょう。Zoomアプリの設定→一般 で設定できます。
個人設定画面に「認証されているユーザーしかミーティングに参加できません」、Zoomミーティングのスケジュール時に「参加時に認証を求める」という項目があります。これをチェックすると、Zoomにサインインしている人しかミーティングに参加できないようになります。
認証の範囲は以下の三つから選択できます。
群馬大学のメールアドレス(gunma-u.ac.jp)でサインイン
Zoomにサインイン
指定されたドメインのメールアドレスでサインイン
認証されているユーザーのみの参加を設定する場合は、参加者が指定されたドメインのメールアドレスでサインインする必要があります。
ミーティングをスケジュールする際には、表示するメッセージは変更できませんが、メールアドレスのドメインの範囲を変更することができます。
認証の範囲は上記のように三通り設定可能ですが、群馬大学のメールアドレス以外が多岐にわたり、3の指定されたドメインの設定が難しい場合、あるいは参加者ごとにミーティングの情報を異なるものにして、ミーティング情報の流出を防止したい場合等に、認証の例外により、個別にミーティングの情報を送信することができます。
ミーティングのスケジュール画面の「参加者に認証を求める」の下にある「Authentication Exception」の右側の「追加」をクリックして、参加者の氏名とメールアドレスを入力します。入力後保存すると、入力したメールアドレスに個別のミーティング情報が送信されます。