◆午後 ポスターセッション前半1
※(数字)はパネル番号
「ヤバい」から考える言語的相対論~「翻訳できない」?!ことばとカルチャー~
「ヤバい」という言葉の持つ多様な意味に着目し、言語と思考、そして文化との関係を探るべく「言語的相対論」を考察する。本来ネガティブな語が肯定的な意味へ拡張した背景には、言葉の多義化・曖昧化を許容する文化があると仮説。本研究では、この現象をサピア=ウォーフの弱い仮説(言語が思考に影響を与える)の視点から分析し、日本語話者の持つ特有の認識や文化との関係を深掘りすることを目的とする。
子ども食堂で広げる地域の輪
子ども食堂の目的は、子どもたちの居場所づくりや地域コミュニティの強化である。現在、子ども食堂は運営資金不足、物価高騰など多くの問題があることを知った。私たちの活動を通して、子ども食堂をたくさんの人に知ってもらい、地域の人にとってのコミュニティの場にしたいと考えた。メニューづくりやイベント計画だけでなく、フードドライブや広報、フードロスを減らす取組に挑戦している。
ナース燃えがち
私たちは「看護師のバーンアウトの要因と対策」について探究している。バーンアウト率が高い背景には、精神的な負担が関係していると考えた。そこで「看護師のバーンアウトに関する要因」という論文から得た知見をもとにアンケートを作成し、岡山済生会総合病院など9 つの病院、学校事務員、司書の約300 人の方に実施した。このデータ分析は非常に難解だが生成AI を使ってバーンアウトになりやすいタイプ分析に挑戦している。
KOYOバリアフリー庭園 Go Between~先輩たちの思いを引き継いで~
私たちは、誰もが楽しめるバリアフリー庭園の再生を目指し、改修プロジェクトに取り組んだ。老朽化した庭園を調査し、短歌看板の制作や橋の改修工事を実施した。特に石積みの橋づくりでは、安全性と美しさを重視し、伝統技術を学びながら施工した。また、後楽園や半田山植物園を見学し、庭園づくりの工夫を学んだ。今後は庭園公開に向け、維持管理や案内看板の整備を進め、地域に親しまれる庭園を目指すものである。
ベンチ製作を通じて学んだこと
工業高校では、アイデアを形にし、モノづくりを学ぶことが主な活動である。しかし、私たちはその先の商品化や製品化を目指し、企業と協力してベンチの製品化や流通を学ぶ活動を行っている。今年度はベンチのデザインコンペに参加し、受賞したアイデアも製品化に向けて取り組んでいる。この活動を通じて、本来学ぶことの少ない商品化という一歩先のステップを学び、その経験を深めている。