◆午前 ポスターセッション後半1
※(数字)はパネル番号
人工知能(AI)を活用した評価対象のストレス軽減に資する観察手法の開発
提案研究は、人工知能(AI)を使って線虫の動きを動画で解析し、苦しさなどの感情を客観的に評価することを目的としている。今までは人の感覚で判断していた動物の苦痛を、客観的に測ることができるようにすることで、動物実験での負担を減らし、将来は動物実験代替にも貢献して動物の福祉を高めていきたいと考えている。
季節における風物詩の調査からみる気候変動
現在日本では地球温暖化による二季化が進み、四季の存在が危うい印象を受ける。ここでは四季の存亡の調査を目的とし、日本の気候区分の代表地(千歳、高田、名古屋、松本、岡山、那覇)において、1954 年から70 年間のサクラの開花日、梅雨期間、カエデの紅葉日、年間降雪量を比較した。その結果、4 項目全ての観測値が地球温暖化の影響を示唆していた。気候変動を身近に感じることで、私たち個人の取組の改善が期待される。
米ぬかを主原料とした育苗ポットの活用
米を精米してできる米ぬかは、ビタミンやミネラルなどを豊富に含む健康食品として知られているが、その多くは廃棄されている。これをポットそのものが肥料となる育苗ポットとして活用できないかと考えた。培養土を使ってケールを育成したところ、米ぬかポットを使った植物では成長が阻害された。植え替え2日目からカビが多く生えており、栄養過多であることが考えられるため、貧栄養な土壌での活用を期待している。
匂いによる野鳥忌避に関する研究~鳥インフルエンザから鶏を守れ!!~
近年、高病原性鳥インフルエンザが毎年のように養鶏場で発生し、多数の殺処分などが行われている。飼料価格の高騰もあり、卵価の上昇が問題となっている。高病原性鳥インフルエンザは、渡り鳥により国内に持ち込まれ、感染した野鳥により鶏舎近くまで持ち込まれ、野生動物や人により鶏舎内に侵入すると考えられている。そこで、本研究では、地元企業と協力し、においによる野鳥対策に取り組んだ。
ぶつからない車を作ろう。
総合的な探究・課題研究の時間の取組として、「ぶつからない車を作ろう」というテーマでものづくりに取り組むこととした。接近センサーとリレー回路の基本的な原理を用いて、障害物に接近すると自動で停止する電気自動車を製作した。今までに学習してきた機械加工や溶接技術を用いて製作した過程を通して、失敗したり、工夫したりした事柄などについて発表をする。