◆午前 ポスターセッション前半2
※(数字)はパネル番号
岡山発ベジ・チャレンジ~おいしく始める野菜習慣~
岡山における20 代の深刻な野菜摂取不足の解消に向け、自立を控える高校生にターゲットを絞り、行政や管理栄養士にも取材しながら、手軽な一品料理を開発した。活動としては、レシピ集やミニレシピを店頭に配置し、校内放送でも啓発。今後は若者向けの施設と連携し、岡山の野菜の魅力を発信することで、地域住民の健康増進、地産地消の推進、地域経済の活性化を目指す。
キウイフルーツに含まれるアクチニジンで汚れを落とすのに効果的な熟度は?
日本では規格外キウイをはじめ、多くの農産物が廃棄されている。キウイにはタンパク質分解酵素のアクチニジンが含まれており、洗濯洗剤にも同じ性質の酵素が利用されている。そこで、規格外キウイのアクチニジンを用いて布についたタンパク質汚れを落とせるか、果肉・皮での効果的な熟度を研究した。
井原市の小学校における子守唄伝承の取組が地域アイデンティティの形成に与える影響
2年次総合的な探究の時間で地域デザインについての課題研究を行っている。井原市は、『中国地方の子守唄』の発祥の地であり、小学校から子守唄を学んだり唄ったりする郷土学習が盛んである。子守唄継承の学習や地域の子守唄に関する活動によって、地域の住民に地域を大切にしたいという思いが育めるのではないかと考えた。小学校・中学校・高等学校の児童・生徒にアンケートを行い、子守唄の学習の取組状況によって地域愛に差が生じているのかを検証し、郷土学習や地域の伝統に関する活動と郷土愛のありようについて考察したことを発表する。
水島連携で掘る
2年生の2学期4か月間を通じて行っている「水島連携」(総合的な探究の時間+ボランティア:全20 活動・参加生徒数198 人)において、それぞれの活動内で何を深掘りしようとしているのかを掘り当てる。
倉敷工業高校電子機械科“発”ドローンDX人材の育成
ドローン産業は急成長を遂げ、2030 年には市場規模1 兆円を超えると予想されている。今後は自動車のように生活に欠かせない働く機械として活用が進むであろう。私たちは、ドローン技術が人や自然とどう関わればより良い社会を築けるかを考えた。ドローンの製作や小学生向け操縦体験教室の開催を通して、学ぶ意義と高校生の主体的な行動が地域社会に生み出す価値を探究した。