次世代おかやま夢育ネットワーク事業(岡山版アドバンスト・ラーニング・ネットワーク事業)
次世代おかやま夢育ネットワーク事業(岡山版アドバンスト・ラーニング・ネットワーク事業)
高校生が自らの「夢」を育み、その実現に向けて主体的に考え、他者と協働して探究し、行動することができる資質・能力を育成するため、大学や国際機関、企業等と連携し、学校や国の枠を超えた高度な学びの場を提供する、県独自のネットワークを構築していきます。
■おかやま高校生"Well-being"宣言(2025年3月版)
岡山の高校生がWell-beingサミットで議論した内容を提言と行動計画の形でまとめたものです。
「すべての人が身体的、精神的、社会的に幸福であること="Well-being"」な社会の実現について、SDGsをはじめとする様々な社会課題の解決という視点から高校生が考え、行動につなげていくため、JICAやAMDAなどの国際的に活躍している多様な分野の有識者による講演、ワークショップ等を実施します。
【R6年度参加者の声】
・今回の講演を聞いて文化多様性だけではなく、幸せの多様性も実感することができた。一人ひとりの価値観や幸せの基準が違うことは言うまでもなく、それを受け入れて人の気持ちを尊重できる人になりたいと改めて感じた。私達が遠い国の人々の生活や文化、価値観や思いやりに思いを馳せることでWell-beingな社会に近づくと感じた。
・先生の言われていた、「自分の得意分野でできることをやる」というのが、自分の能力を生かしながら社会全体のWell-beingに貢献することにつながるのかなと思いました。これから、自分の夢と、今回のお話で気づかされたことを重ねて考えながら、自分にできることを探していきたいと思います。
岡山県教育委員会と岡山大学が協働して、大学生と高校生という次世代が、ともに夢を育み、主体的に学ぶ場を課外活動として提供します。岡山大学の学生がメンターを務めるデータサイエンスを用いた探究活動や、国際的に活躍する有識者による講演、パネルディスカッション等を通して、高校生と大学生が自分たちの「夢」について考え、その実現に向けてともに学びます。
【R6年度参加者の声】
・他校の高校生や大学生と一緒に議論したり考えたりする機会はとても貴重で、参加後、自分が成長したと感じることができる。今回はビジネスアイデアを作るということで、単なる意見ではなく、具体的な行動につながる提案を行うものになっていて、これまでより難易度は上がったけれど、とても楽しかった。
・こんなに時間をとってデータを読み取ったり、データから多くのグラフを作ってそれらを組み合わせて読み解く機会はないので貴重な経験だった。大学生と一緒に意見を出し合えて楽しかった。
・発表は緊張したけれど、終わった後は達成感もあった。プレゼンに質問をもらうのも自分たちの発表に興味を持ってもらえているようで嬉しかった。学校でも発表する機会はあるので、この経験を生かしたい。
高校生が各校で取り組んだ探究活動の成果を発表するとともに、発表の後、生徒相互による情報交換やディスカッション等を実施し、他校の取組を共有し、PBL、探究活動をさらに深めていきます。
【R6年度参加者の声】
・多角的に物事を見る、という考えは元から持っていたものの、自分の研究の中でそれを取り入れることが出来ていなかった。しかし、質疑応答の時に、より良い研究のために違う視点から見る、ということを指摘していただいたので、改めて多角的に物事を見ることの大切さを考え直すことができた。
・初対面の人たちで話すことに最初は引け目を感じましたが、いざ参加してみると、ファシリテーター役の生徒が引っ張ってくれて、大人も混じったので話しやすく、とても楽しかった。こういう機会が高校生のうちにあると、社会に出たときにいい経験として生きてくるなと思いました。
「Well-beingセミナー」や「おかやま夢育イニシアチブ」、「高校生夢育PBLフォーラム」での学びを通して高校生が自分の中で育んだ「夢」や、見出した課題を、社会や世界と結びつけ、より深く考えていくための高校生サミット。「"Well-being"な社会の実現」に向けて、グローバルに活躍する有識者や若手リーダーたちの基調講演をもとにしながら、自分たちがどうあるべきか、何ができるかを考え、行動につなげていくために、考え、議論し、その成果を提言の形にまとめて世界に発信していきます。
→おかやま高校生"Well-being"宣言(2025.3版)
【R6年度参加者の声】
・同世代の高校生とアンバサダーの方としっかり話し合う中で気づくことはたくさんあって、結論に至るまでの過程が大事だと感じたし、結論がでなくても深い協議ができたことに価値があるなと感じました。
・他校の高校生との交流によってこれからの活動の幅が広がっていくと感じ、今回参加して本当に良かったと思います。これからも自分の成長のために、Well-beingの実現のためにたくさん行動をしていこうと思います。そして自分が経験したことを周りに発信して誰かの挑戦のトリガーになるようになりたいです。
県立高校生の代表1名を、世界の次世代リーダーが一堂に会する国際サミットであるOYW(One Young World)グローバルサミットに派遣します。派遣生徒は、ネットワークの様々な取組を通じて育み、膨らませてきた岡山の高校生の「夢」、例えば、「Well-beingサミット」でまとめた提言等を世界に発信していくことを想定しています。また、派遣生徒は、帰国後、アンバサダーとしてネットワークの様々な取組において、次の世代に向けて成果還元を行っていきます。
◆One Young World 2024 Montreal Report
OYWグローバル・サミット2024モントリオール大会に参加した小方ひよりさんの充実したレポート。現地での様子、実際に感じたこと、考えたことなど、モントリオールの風を感じることができます。
【R6年度(モントリオール大会)派遣生徒の感想】
・開会式の会場で、参加者が互いに目が合った瞬間に、至る所でコミュニケーションを取り合い、交流が始まっていくのが衝撃的だった。
・自分の夢は漠然としたものだったが、「どうやってそれを実現するの?」と質問され、答えていくことで、自分がどうしたいのかということが少し具体的に見えてきた。
・大会の最終日、各自でリボンに「サミットの後、何をしたいか、何ができるか」を書き、全員のリボンを一つに繋げて輪にした。全員の「志」が形として可視化されることで、サミットを終え岡山に帰った後も、夢の実現に向けて頑張りたいと思えた。
「Well-beingサミット」と「高校生『夢育』PBLフォーラム」について、具体的な会の企画や運営、議論のファシリテート(進行)役を担う有志の高校生を、生徒「夢育」推進委員会(PSC)として公募します。様々な学びの機会について、高校生が主体的に運営に携わって進めていくことを計画しています。
【R6年度PSC生徒の感想】
・一年間を通して、価値のあるお話や経験を聞いたり、得られたことに、本当に感謝しています!! この経験を次のステージに活かしていきたいと思います!
・人前で話をしたりすることが得意ではなかったけれど、同年代のすごい人たちと一年間一緒にやっていくなかで、自分に自信を持つことができて、少し成長できたかなと思いました。
・委員会で話し合いをした時間、イベントをみんなで力を合わせて成功させた瞬間、空き時間のおしゃべりタイム、全てが最高の思い出です。学校の垣根を越えて一つのことに取り組む経験は、あらゆる面で自身を成長させてくれました。