海外へ踏み出す一歩を後押しする「留学促進フェア OKAYAMA2025」を、11月23日(日)に開催しました。今年度は、実際に海外留学を経験した県内高校生3名が登壇し、自身の挑戦や成長について語りました。リアルな体験に基づく言葉の一つ一つが、会場に集まった高校生や保護者の心に強く響き、「自分も挑戦してみたい」と感じるきっかけとなるセッションとなりました。
最初に登壇したのは、県立岡山操山高校2年の中江花奈さんです。オーストラリア・シドニーでの長期留学を経験した中江さんは、「英語力を爆上げする」という明確な目標を持って渡航。現地ではあえて日本人と距離を取り、英語だけで生活する環境に自分を置いたと語りました。多様な国籍の生徒と学ぶ中で、言葉だけでなく価値観の違いにも向き合い、挑戦する度胸と寛容さを身につけた経験は、「目的を持って飛び込めば、必ず自分を成長させられる」という力強いメッセージとして伝わりました。
続いて登壇した県立倉敷南高校2年の岡本瑠花さんは、オーストラリア・ケアンズでの短期留学を紹介。豊かな自然やアボリジニの音楽など、現地ならではの文化に触れた体験を交えながら、ホストファミリーとの交流や語学学校でのバディとの学習について話してくれました。「とにかく積極的に伝えることが大切」と語り、分からないことは遠慮せずに聞く姿勢が、自分の世界を広げてくれたと、留学を考える高校生に向けて温かなエールを送りました。
3人目に登壇したのは、県立岡山大安寺中等教育学校4年の道廣卓真さん。フィリピン・セブ島での短期留学では、マンツーマンの英語授業を通じて、「完璧な英語よりも、伝えたい気持ちが何より大切だ」と実感したと語りました。また、現地で訪れたゴミ山の視察を通じ、技術的には解決可能であっても、社会構造や立場の違いによって問題が解決されていない現状を知り、「世界とつながり、社会課題の解決に関わりたい」という新たな目標を持つようになったことを紹介しました。
会場内の相談ブースでは、「英語の勉強方法」「留学中の不安への向き合い方」「費用や準備の工夫」など、具体的で実践的な質問が次々と寄せられました。登壇した3名は、伊原木隆太知事も交え、自身の経験をもとに丁寧に回答。参加した高校生たちが熱心にメモを取る姿から、体験談の持つ説得力と価値が感じられました。
今回のフェアを通じて、海外に挑戦することは特別な人だけのものではなく、「一歩踏み出す勇気」から始まることが改めて示されました。3名の高校生の言葉が、多くの高校生にとって、自分の可能性を広げるきっかけとなることを願っています。