9月21日(土)、生徒「夢育」推進委員会(PSC)の第2回委員会と、第1回Well-beingセミナーを開催しました。
午前の委員会では、それぞれの担当に分かれ、令和6年12月開催の「高校生夢育PBLフォーラム」、そして令和7年3月開催の「Well-beingサミット」の具体的なプログラムの検討や、広報用ポスターの原案作成などについて話し合いました。
午後のWell-beingセミナーでは、岡山県JICAデスクの国際協力推進員である橋本千明さんを講師にお招きし、講演、ワークショップを実施しました。
講演では、橋本さんが海外協力隊としてタンザニアで妊婦検診に携わられたご経験から、「幸せや豊かさのあり方は、文化に大きく影響を受ける」こと、「世界には多様な考え方、自分とは絶対的に異なる考え方の人や文化が存在している」ことを知っておく必要があること、そして「だからこそ、そうした『違い』について対話し、理解しようとすること」が大切であることについてお話しいただきました。
国によっても、文化によっても、そして、人によっても異なる、「"Well-being"な社会」の実現に向けて、高校生たちの「探究」が始まっています。
【参加した生徒の感想(抜粋)】
〇タンザニアはポレポレ文化を重視しているが、それはただゆっくりしているという意味ではなく、目の前にあるしなければならないことや急な物事に対応するのを最優先しているからなのだと知って素敵だなと感じた。
〇置かれている環境によって幸せの価値観は異なるので一概に"〇〇が幸せ"だと決めつけてはいけないと思った。私たちの身のまわりの幸せを求める努力も必要だが、途上国と先進国の垣根を超えた取り組みを考えることが他国の理解や世界の幸せに繋がると思った。
〇橋本先生の話を聞いて、「Well-being」とはみんなの幸せを現実化して、1人1人が思い描いている未来を創っていくことだと思いました。