2月1日(土)、生徒「夢育」推進委員会(PSC)の第4回委員会と、第3回Well-beingセミナーを開催しました。
午前の委員会では、3月8日開催の「Well-beingサミット2025」の具体的なプログラムについてアイディアを出し合いました。12月の「夢育PBLフォーラム」の運営を通して、結束力を強めたメンバーたちは、サミット当日のラウンドテーブルについて、どうすれば参加者が意見を出しやすいかという視点から、熱心に話し合っていました。
午後の「Well-beingセミナー」では、一般参加の生徒20名も交え、AMDA理事で、岡山大学医学部教授の医師、頼藤貴志先生による講演・座談会を実施しました。
頼藤先生は、自身のターニングポイントとなった水俣病患者との出会いと現在も続いている交流をはじめ、数々の災害支援、ルワンダでの学校保健指導、御自身の専門である疫学についてなど、その豊富な御経験から高校生たちに、「多様性を受け入れ、出会いを大切に」、「感謝を忘れずに」、そして「自分なりの道にこだわる」ことをメッセージとして語り掛けてくださいました。
「自分の好きなこと=『点』にこだわっていくと、それらが『線』=道となり、そうやって自分の歩んできた道が、自分の動機=やりたかったことへとつながっていく」
生徒たちは先生の穏やかな語り口のお話に熱心に耳を傾け、講演後の座談会ではグループに分かれて感じたことをシェアしたり、積極的に頼藤先生に質問したりしていました。
サミットに向け、Well-beingについて、また一つ新たな視点からの理解を深めることができました。
【参加した生徒の感想(抜粋)】
〇水俣病は教科書の中の話と思っていたが、実際に今も苦しんでいる人がいることを改めて目の当たりにして、とても悲しくなった。お話全体で先生は自分の興味のあることに積極的に参加、行動されていて、私も積極的に行動できる人間になりたいと思った。
〇まだ明確には決めていないが、医学や薬学など医療に携わりたいと考えている。患者さんを治療することにこれまでは憧れていたが、お話を聞いて、それだけが医療ではないのだと思った。例えば病気の予防やその研究などにも目を向けてみようと思う。
※現在、Well-beingサミット2025(3月8日開催)の参加者を募集中です。詳細、申込方法は、こちら!→■