1月30日(木)、県政の重点分野について、知事と県民の皆さんが直接話し合い、自由に意見交換を行う「知事と一緒に生き活きトーク」が開催されました。
今回のテーマは、「グローバル人材の育成」についてということで、岡山操山高校の高橋萌希さん、岡山一宮高校の片山桂汰さん、岡山城東高校の成広由衣さんの3名が、グローバルに活躍する大学生や社会人の方と一緒に知事との意見交換に参加しました。
岡山操山高校 高橋萌希さん
岡山県高等学校英語スピーチコンテスト最優秀賞、中国地区大会でも準優勝となり、2月開催の全国大会へ出場予定。
「自分の中学校では、英語だけで生活する、イングリッシュ・キャンプがあり、中学生の段階から海外に興味をもっている友人がたくさんいた。小学校、中学校の早い時期から、日常的に英語や海外に触れる機会がたくさんあると良いと思う」
岡山一宮高校 片山桂汰さん
R5年度「高校生国際会議」の生徒準備委員として会議の企画・運営を務めた経験から、海外へ出て、視野を広げたいという思いを強くした。現在、岡山一宮高校の生徒会長を務める。
「将来、自分が目指す姿は、ずば抜けたすごい人ではなく、もっと身近なグローバル人材。そのために、今は世界に出たり、たくさんの人と関わっていく中で、視野を広げていきたい」
岡山城東高校 成広由衣さん
本県の留学支援金を活用し、R5~R6に、アメリカ・テキサス州に長期留学。
「アメリカに行ったからこそ、より日本が、岡山が好きだと実感できた。帰国後はもう一年、2年生をやることになり、辛い気持ちもあったけれど、自分の留学体験についてのSNSの投稿を読んで、留学を決心してくれた人がいて嬉しかった」
伊原木知事からは、「日本は先進国のなかでも海外に留学したり進学したりする若い人が極端に少ない。皆さんのような若い人たちが海外へ飛び出していくためには、どうすればよいか」という問いかけがありました。
3人の高校生は自身の経験も踏まえながら、
「小、中学校の頃から英語や海外に触れる機会がたくさんあると良い」
「日本の中だけでも十分幸せに生きることができるので、海外へという選択肢が見えにくい。できれば小学生のうちに、そういう選択肢があるということを示して視野を広げていくことができれば」
「高校生のうちに留学することのデメリットを感じている人も多い。自分も含めて実際に留学して良かったという経験を伝えていくことが重要」
などの考えを述べていきました。
3人とも、はじめは少し緊張もあったようですが、自分の意見をしっかりと伝えながら、知事との対話を楽しんでいました。その頼もしい姿に、岡山発のグローバル人材の未来を垣間見ることができました。