1月25日、おかやま未来ホールで第5回BeLive(ビーリブ)プレゼンテーションイベントが開催されました。
「BeLive」は、高校生の持つ柔軟な発想と岡山に根差す企業・団体の力を掛け合わせた「SDGs」の取組・発表を通じ、岡山の新しい未来を創造するプロジェクトです。
この日は、12校全15グループが、環境問題、食品ロス削減や防災力向上、地域活性化など様々なテーマで、日頃の探究活動、PBLの成果について発表しました。
県立岡山工業高校 ソコの環
「ソコの環~ヒトの新たな営為の場~」
県立岡山御津高校 校則検討委員会
「誰もが行きたくなる学校と僕たち」
県立玉島商業高校 探究チーム(タマタン)
「高校生がつなぐ『共助』!対話から始まる地域の防災力プロジェクト
県立玉野光南高校 S活メンバーズ海ゴミチーム
「海ごみ削減をめざして~」
倉敷市立玉島高校 コノヒトカン物語
「誰も置き去りにしない…を実現するためフードロス食材で作られた缶詰コノヒトカンに自分たちの想いを込め、大きな夢のバトンを渡した物語」
県立烏城高校 岡山の桃の問題について考える会
「岡山の白桃を広めるための方法」
県立津山商業高校 チームつしょうがみそ!
「『食』がつなぐ人の輪~フードロスから働く価値を生み出す商品~」
県立倉敷青陵高校 青陵情報ゼミ4班
「スライド作成について」
県立岡山工業高校 OARGIR(オーギー)
「地域活性化大作戦~In 奉還町西側~」
県立矢掛高校 YKG地域連携隊2代目
「矢掛を取る」
県立玉島高校 玉島SDGs高校生Ambassador
「玉島高校のSDGsの取り組み」
県立倉敷青陵高校 社会問題ゼミ
「給食残量を減らすための取り組み~学校給食から始める食品ロスの削減~」
県立林野高校 断熱改修プロジェクトチーム
「あつい夏、さむい冬。断熱改修を通して教室の未来を変える」
県立勝山高校蒜山校地 自然班
「フサヒゲルリカミキリの保護活動に寄与できること」
県立東岡山工業高校 電子機械科
「東工アルテミスプロジェクト」
特別賞は、倉敷市立玉島高校、県立玉島高校、県立林野高校が、優秀賞は、県立玉島商業高校、県立津山商業高校がそれぞれ受賞しました。
そして、最優秀賞には、県立東岡山工業高校の、魚の養殖と野菜の水耕栽培を同時に行う次世代アクアポニックスによる完全循環環境の構築を目指す、「東工アルテミスプロジェクト」が選ばれました。
代表として登壇した生徒は、「アクアポニックスは農業の分野ということで、本来、自分たちが学んでいる専門ではなく、大変だったけれど、やってきたことがこうして評価してもらえてうれしいです。このプロジェクトは、これからも続いていくので、あたたかく見守ってもらえれば嬉しいです」と喜びを嚙み締めました。
審査委員を務めた中村教育長からは全体を通して、「自分たちの探究が、社会にどういう良い影響を与えるのか、という『インパクト思考』で考えてもらいたい。皆さんが語る、自分はこういう未来にしたい、というポジティブな理想、思いこそが、人々の心を動かし、他者を巻き込んで次の大きな動きへとつながっていくはず。たくさんの新たな「気付き」を生かした、皆さんの次のアクションに期待しています」とメッセージが送られました。
岡山の高校生たちの、「未来を創る探究」は、これからも続いていきます。
【参加生徒の声】
県立玉島高等学校
玉島SDGs高校生Ambassadorの皆さん
自分たちは1年生なので、他校の様々な分野の発表は、これまでに気付いていなかった新しい視点が得られて、とても参考になりました。自分たちのテーマや目標と共通するものもあったので、そういう分野については学校を越えて連携できたらいいと思いました。