10月23日(木)、岡山大学で行われた第14回グローバルRCE会議の分科会に、県立岡山一宮高校3年の片山桂汰さんがシンポジストとして参加しました。
この会議は、持続可能な開発のための教育(ESD)実現を目指し、世界各国から多様な分野の専門家が参加し、地球環境や平和を守る人材育成の在り方について協議するもので、10月21日から23日の3日間にかけて岡山市で行われました
この日の分科会では、オープニングスピーチで那須保友学長から、県教委と岡山大学の協働事業「おかやま夢育イニシアチブ」について紹介があり、県教委が進める「夢育」の意義について言及されました。
続いて、次代を担うユースが「夢+志+アクション」をテーマに語るシンポジウムが行われ、ユネスコのユースネットワーク代表で、岡山大学ユネスコチェア・ユースアンバサダーであるソフィア・ベルムデスさん、11月のOne Young World(OYW)グローバルサミット2025ミュンヘン大会に岡山大学代表として参加する石川愛萌さんとともに片山さんが登壇しました
片山さんは、「多様な人々との交流を通じて、子どもたちが夢を持つことができる社会をつくること」が自分の「夢」であり、「様々な人々との交流を通して、視野を世界へと広げていくことが夢を育む上で重要」であること、そうした「きっかけをつくるためのコミュニティ」を創出していきたいということについて、自身の経験を交えながら英語で語りました。
加えて、岡山の高校生の「夢」として、「それぞれが自分の「夢」の実現に向けて努力することで、社会全体の“Well-being”を実現していくこと」を挙げ、自身が一年次から関わってきた「次世代おかやま『夢育』ネットワーク事業」の取組を通してまとめた「おかやま高校生“Well-being”宣言」について紹介しました。
そして、11月3日からのOYWに参加し、世界中の若手リーダーたちと、「夢の見つけ方」や「達成の仕方」について語り合うとともに、岡山の高校生の「夢」の一つの形として、「おかやま高校生“Well-being”宣言」を発信していきたいということを力強く語ってくれました。
全て英語でのセッションだったため、片山さんは少し緊張した面持ちでしたが、時折、ユーモアも交えながら、堂々と自分の「夢」について語り、会場からは大きな、温かい拍手が寄せられました。シンポジウムの後、参加者の何人かが片山さんに歩み寄って話し掛け、片山さんも笑顔で応じ、自然と交流が始まっていました。
OYWミュンヘン大会が来週に迫ってきました。自らの大きな「夢」と、岡山の高校生の「夢」を携え、いよいよ片山さんが世界にはばたきます。
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